演奏サークルぽんぽこ 室内楽演奏会
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2019年1月13日(日) 14:00  だいしホール
 
 



チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品1
 
(Vn1:奈良秀樹、Vn2:河本彩、Va:竹内由木子、Vc:風間勇太)

バッハ:シャコンヌ(チェロ四重奏版)
 
(安部信之介、阿部佐和子、岩渕太紀、風間勇太)

(休憩15分)

ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 作品115
 
(Cl:渡辺菜緒美、Vn1:奈良秀樹、Vn2:和田意織、Va:長尾幸、Vc:安部信之介)

(アンコール)
レハール:メリーウィドウ より ワルツ

 新潟市ジュニアオーケストラ教室、新潟大学管弦楽団のOB、OG、新潟メモリアルオ−ケストラ団員等による演奏サークルですが、固定メンバーは持たず、柔軟な対応で、主催公演や訪問演奏等を行っているそうです。あのポッチャリーノ弦楽四重奏団も傘下にあるんだそうです。今回はこのサークルの創立20周年記念の演奏会です。
 ネーミングからは、ど素人の演奏サークルと誤解してしまいそうですが、メンバーを見ますと、アマオケのコンマス、コンミス、首席奏者がずらり。なかなかの実力者揃いです。

 三吉屋で中華大盛りを食べ、三越で開催中のミニチュア・ライフ展を見学して時間調整し、小雨降る中、だいしホールに赴きました。チケットレスで500円払って入場。いつもの場所に席を取りました。客の入りはそれなりにというところ。

 チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番で開演しました。お馴染みの奈良さんが率いる弦楽四重奏団で、いきなりの素晴らしい演奏にうっとりしました。アマチュアとはいえ、トップで活躍している人たちはさすがですね。美しいアンサンブルでした。私の気のせいかもしれませんが、奈良さんのヴァイオリンの音色がいつもと違うように感じましたが・・。気のせいでしょうね。

 続いてはチェロ四重奏でのバッハのシャコンヌです。安部さんをトップに、各奏者とも素晴らしいパフォーマンスで圧倒されました。客席からもブラボーが贈られましたが、それにふさわしい演奏でした。

 休憩後はブラームスのクラリネット五重奏曲です。奈良さん率いる弦楽四重奏とクラリネットの渡辺さんの共演です。哀愁漂うメランコリックな演奏に胸を熱くしました。良い演奏だったと思いますが、あえて言うならば、私の席では弦楽四重奏の繊細さに比して、クラリネットは音量が大きく、若干バランスが悪かったかもしれません。でも、良い演奏には違いありません。

 アンコールにメリー・ウィドウ・ワルツを楽しく演奏し、新春の喜びを演出して、明るい気分の中に終演となりました。室内楽演奏を楽しみ、技を磨き、今後の演奏活動の益々の発展を祈念し、陰ながら応援したいと思います。
 
 

(客席:F-6、¥500)