東響ロビーコンサート 〜ヴィオラ・カルテット〜
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2018年9月30日(日) 13:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール ホワイエ
 
ヴィオラ:青木篤子、小西応興、大角彩、木村正貴
 


作者不詳:ミザルー

ピアソラ:アディオス・ノニーノ
      現実との3分間
      リベルタンゴ
      鮫

バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー

(アンコール)
 ルパン三世
 

 

 東京交響楽団新潟定期演奏の日に恒例のロビーコンサートです。東響のメンバーの演奏を、響きの良いホワイエで、アットホームな雰囲気の中で聴けるという贅沢なコンサートです。
 毎回個々のメンバーの技術の高さに驚き、このような人たちが集まっている東響の素晴らしさを再認識しています。今回の演目はヴィオラの四重奏という珍しいもの。これは聴かずにいられません。

 古町7番町から、汗をふきふき、息を切らしながら、りゅーとぴあに駆け込みました。入場しますと、ちょうど開演となるところでした。客の入りはこれまでになく良く、バルコニーも含めて大にぎわいでした。7〜80人はいたでしょうか。

 4人が登場し、大角さんのMCで演奏が進められました。並びは左から木村、小西、大角、青木の順です。ホワイエに柔らかく響き渡るヴィオラの音はビロードのように滑らかで優しく、疲れた心を癒しました。

 ピアソラでおなかいっぱいになったところで、青木さんが一番左に移動し、ウェスト・サイド・ストーリーが演奏されました。これがまた、ピアソラ以上に素晴らしい演奏でした。指を鳴らしたり、掛け声を上げたりと演出も素晴らしく、楽しめました。そして、アンコールにルパン三世を演奏して終演となりました。

 ロビーコンサートにしては重量級のプログラムであり、極上の演奏をたっぷりと聴かせてくれて、今日はこれで満足とすら思えるほどでした。さすがですね。
 

(客席:左より後方、無料)