合唱団にいがた結成25周年記念コンサート 
  ←前  次→
2018年9月9日(日) 14:00  新潟県民会館 大ホール
 
 
T.林 光(編):混声合唱による「日本抒情歌曲集」より
    1.浜辺の歌
    2.箱根八里
    3.待ちぼうけ
    4.野の羊
    5.早春賦

  指揮:箕輪久夫、ピアノ:齋藤美香、合唱:合唱団にいがた

U.ベートーヴェン:ピアノ、合唱、管弦楽のための「合唱幻想曲」

  指揮:坂井悠紀、管弦楽:新潟交響楽団、ピアノ:箕輪 豊
  合唱:合唱団にいがた、合唱指導:箕輪久夫、鈴木由香
  ソプラノ:鈴木愛美、鈴木由香、アルト:宮村祥子
  テノール:高橋宣明、高橋 翔、バリトン:野口雅史

(休憩)

V.フォーレ:「レクイエム」
     1.入唱祭とキリエ Intoroit et Kyrie
     2.奉献唱 Offertoire
     3.聖なるかな Sanctus
     4.慈悲深いイエスよ Pie Jesu
     5.神の子羊よ Agnus Dei
     6.私を解き放って下さい Libera me
     7.楽園へ In paradisum

  指揮:箕輪久夫、管弦楽:新潟交響楽団、合唱:合唱団にいがた
  ソプラノ:鈴木愛美、バリトン:野口雅史、オルガン:山際規子

(アンコール)
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 

 今日は合唱団にいがたの結成25周年の記念コンサートです。新潟交響楽団とソリストを迎えて、魅力的で豪華なプログラムが組まれました。今日はほかにも公演が多数あるのですが、結成25周年の記念公演を応援すべく、早々にチケット(指定席)を買って楽しみにしていました。
 しかし、残念がら仕事が入り、14時まで仕事。14時開演のこのコンサートに間に合うはずもありません。残念ですが仕方ないですね。

 雨がしとしと日曜日。今週末は雨が降り続き、気温も低くなりました。大雨にならないだけありがたいですが、気分は優れません。
 14時に仕事を終え、後半だけでも聴ければ幸いという思いで県民会館へと急ぎました。冷たい雨が降りしきる中、県民会館に到着。ちょうど「合唱幻想曲」のフィナーレでした。小さなモニターを眺めながら、漏れ出る音を聴き、燃え上がる音楽を想像しました。この曲はめったに演奏されず、是非とも聴きたかったのですが、叶いませんでした。

 休憩時間となって席に着き、後半のフォーレのレクイエムを聴きました。ステージ後方に合唱団が並び、前方にオケ、中央にオルガンが配されました。オケはかなり小型です。
 この曲は、7月の新潟市ジュニア合唱団の定期演奏会で聴いたばかりですが、そのときはピアノ伴奏でした。やはり管弦楽とオルガンをバックにした演奏は違いますね。
 多少の粗さはありましたが、美しい合唱でした。鈴木さんの Pie Jesu は完璧で、心が洗われました。野口さんの渋い歌声も心に響きました。楽園に誘われて終演となり、ブラボーの声も上がって大きな拍手が贈られました。
 カーテンコールでは前半の出演者も含めてステージに登場して花束が贈られました。そして、アンコールは定番の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。美しいハーモニーで〆て終演となりました。

 残念ながら後半しか聴けませんでしたが、後半を聴けただけでも良しとしましょう。合唱団のこれからの益々の発展を祈念したいと思います。
 
 

(客席:1階13-18、指定席:\2000)