次に紹介する「第1回大谷康子とアンサンブルNORTH新潟」の公演に先立って、無料のロビーコンサートが開催されました。
雨の中ホールに到着。既にコンサートは始まっていて、裏口からロビーへと向かう通路にも美しい弦楽の調べが聴こえていました。
14時からの本番を前にしてのロビーコンサートは、大谷さん率いる弦楽四重奏です。大谷さんのほかは、日本フィルの武田さん、東京交響楽団の大角さん、神奈川フィルの門脇さんというメンバーです。ロビーには椅子が並べられ、数十人の客が聴いておられ、私も空いていた席に座わりました。
曲目の掲示やプログラムの配布はありませんでしたが、モーツァルトのディヴェルティメントが軽やかに演奏されていました。
響きの良いロビーに柔らかな弦楽の調べがこだまし、うっとりと聴くき入りました。本公演を前にして、これを聴けただけでも北区まで来た甲斐があったように思えるほどの極上の演奏でした。
大谷さんの楽しいお話がありましたが、演奏するのが楽しくて、朝まで演奏していたいという気分だと話されていました。拍手に応え、もう1曲サービスということで、マイ・フェア・レディから「踊り明かそう」が演奏され、ロビーコンサートは終了しました。
青いセーターの大谷さんをはじめ、出演者は普段着での演奏で、親近感が沸きました。至近距離での演奏で、サロンコンサート的雰囲気がよかったです。すばらしい演奏を無料で聴けて得した気分でした。
(客席:正面、無料) |