313 イタリア・バロックの精華
  ←前  次→
2016年4月30日(土) 16:15 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
アンナ・マリア・スタシキェヴィチ(ヴァイオリン)
ポーランド室内管弦楽団

ヴィヴァルディ:四季(ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」)
   第1番 ホ長調 「春」
   第2番 ト短調 「夏」
   第3番 ヘ長調 「秋」
   第4番 ヘ短調 「冬」

(アンコール)
 「冬」より 第2楽章 ラルゴ
 
 
 

 再びコンサートホールに戻り、スタシキェヴィチとポーランド室内管弦楽団によるヴィウァルディの「四季」です。今年のテーマ「ナチュール」を象徴するプログラムということもあってか、ほぼ満席の大盛況となりました。

 ポーランド室内管弦楽団ではありますが、当然ながら管楽器はなく、弦五部が5-4-3-2-1の編成で弦楽だけです。これにチェンバロが加わります。

 美しきスタシキェヴィチが中央に立ち、メリハリを効かせ、切れのある演奏を披露してくれました。定番である昔のイ・ムジチの古き良き時代の生ぬるい演奏とは裏腹の、情熱の爆発を感じました。

 こんなに聴いていて魂を揺さぶられる演奏はめったにはなく、精神的高揚感を感じました。拍手に応えて、冬の第2楽章を演奏して終演となりました。


(客席:2階D1-18、¥2000)