シンフォニック アンサンブル リルト 第20回定期演奏会
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2015年2月22日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:河本隆吉
ピアノ:河本美和(*)
 
(ウェルカムコンサート)
木管四重奏
金管五重奏


リスゴー/グローバー編:行進曲「インバーカーギル」
ミッチェル:A song of the Sea 海の歌
チャイコフスキー/河本隆吉編:バレエ音楽「白鳥の湖」より
       イントロダクション/情景 No.18/スペインの踊り/フィナーレ

(休憩15分)

ザヴィヌル/岩井直溥編:バードランド
モリコーネ/ロングフィールド編:ガブリエルのオーボエ
ストローフ、シドニー/星出尚志編:トゥー・ラブ・アゲイン(*)
真島俊夫:美しき二つの翼
ウィルアムズ/真島俊夫編:スター・ウォーズ コンサート・セレクション

(アンコール)
76本のトロンボーン
花は咲く
 
 

 昨日、今日と、春が来たような好天です。このまま春になってくれたらいいなあと思うような、過ごしやすい日曜日になりました。
 
 今日は、同時刻に開催される「新潟リングアンサンブル第15回定期演奏会」とこのコンサートのどちらに行こうかと最後まで悩みましたが、新潟リングアンサンブルは毎年聴いていますし、シンフォニック・アンサンブル・リルトは第20回の記念演奏会とのことであり、結局このコンサートを選びました。このオケを聴くのは2010年10月以来となります。

 開場とともに入場し、2階正面に席を取りました。1時半から、ウェルカムコンサートとして、ロビーで木管の四重奏、ホールで金管五重奏が演奏されました。いずれも良い演奏でした。

 団員が入場し、いよいと開演です。前半は純粋な吹奏楽の演奏です。シンフォニック・アンサンブルという名の通りのシンフォニックな響きに感銘を受けました。厚いサウンドときれいなアンサンブル。このオケの実力が良く分かりました。特に「白鳥の湖」は、指揮の河本さんの編曲もすばらしく、原曲に劣らぬ聴き応えがありました。

 後半は司会を交え、ポピュラー曲の演奏でしたが、遊びの要素はなく、しっかりとした節度ある吹奏楽演奏で、楽しく聴くことができました。
 名曲「ガブリエルのオーボエ」のソロも緊張しながらも頑張ってくれました。指揮の河本さんの奥様のピアノと共演したトゥー・ラブ・アゲインも美しく情感ある演奏でした。
 圧巻は、20回を記念して、OBや団友も参加した「スター・ウォーズ」です。総勢77人という大編成の吹奏楽は、迫力満点であり、音楽の洪水に浸る喜びを感じました。音楽を楽しむ団員の心が伝わるような、熱気あふれる演奏に酔いしれました。

 アンコールを2曲演奏して終演となりましたが、20回を記念するにふさわしい演奏会だったと思います。このオケを聴くのは2回目でしたが、個々の演奏技術には発展の余地があるものの、音楽を楽しむ気持ちはひしひしと伝わりました。これからも陰ながら応援していきたいと思います。

 新潟リングアンサンブルを聴かなかったことに若干の後悔はありましたが、このコンサートを聴いた喜びのほうが勝りました。晴れやかな気持ちでホールを後にしました。

 

 
(客席:2階C5-11、無料:要整理券)