東京交響楽団ロビーコンサート
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2014年11月9日(日) 12:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール ホワイエ
 
トランペット:佐藤友紀、澤田真人、大隈雅人、野沢岳史


C.P.E.バッハ:マーチ

JSバッハ:フーガの技法 BWV1080 より コントラプンクトゥス第1番

ブリテン:聖エドモンズベリーのためのファンファーレ

ブルックナー:交響曲第7番より スケルツォ

シンプソン:4本のトランペットのためのソナチネ

ウォルトン:魅惑のトランペット

(アンコール)
ロング・アンド・ワインディング・ロード
 
 
 東響定期の日恒例のロビーコンサートです。今回は東響のトランペット陣4人の出演です。昼食を食べ、開演ぎりぎりに到着。正面に陣取りました。

 各人が交代で曲目解説をしながら演奏が進められました。ホール以上に残響が豊かなホワイエに、トランペットの美しい響きがこだまして、うっとりと聴き入りました。
 トランペット4本で、単調になるのではないかと想像していましたが、そんなことは全くなく、四方八方から降り注ぐ柔らかな調べと美しいハーモニーは、さすがにプロは違うなあと思わせました。

 ブリテンでは、ステージ上に1人、ホワイエの左右に1人ずつの3人で演奏されましたが、3方からの音の掛け合いが面白く、立体的な音響で楽しませてくれました。

 東響のCDを紹介して演奏したブルックナーは、さすがにトランペット4本でまとめるのは大変そうでしたが、聴き映えある演奏に仕上げていたのはさすがでした。

 トランペット四重奏のオリジナル曲であるシンプソンのサナチネは、トランペットの魅力と奥の深さを感じさせるものでした。

 ジャジーなウォルトンで締めくくって、アンコールにビートルズを演奏して終演となりました。良い音響に良い演奏。良い時間を過ごさせていただきました。

 この中で、今夕演奏される幻想交響曲は、通常第2楽章、第3楽章ではトランペットの出番はないのですが、今回は第2楽章でトランペット(コルネット)が特別に加わるという話をされていました。実際どうなのか、本番が楽しみになりました。
 
   
   
(聴いた場所:仮設ステージ正面、無料)