N響メンバーによるブラスアンサンブル
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2014年10月26日(土) 15:00  新潟市北区文化会館
Trumpet:菊本和昭、井川明彦、佛坂咲千生、山本英司、川田修一
Horn:今井仁志  Trombone:栗田雅勝、新田幹男、池上亘、黒金寛行
Tuba:佐藤和彦  Percussion:竹島悟史

W.バード/E.ハワース・編:オックスフォード伯爵の行進曲

G.ファーナビー:空想、おもちゃ、夢

L.サルセド:ディヴェルティメント

J.クーツィール:ブラス・シンフォニー

(休憩20分)

J.ウィリアムス/竹島悟史・編:
    ロス・アンジェルス・オリンピックのためのファンファーレとテーマ

G.ヘイゼル:「猫組曲」より 

G.ホルスト/竹島悟史・編:吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調

(アンコール)
軍師官兵衛のテーマ
花は咲く

 

 昨日に引き続いて快晴の好天。気分もすがすがしい日曜日になりました。今日もたくさんのコンサートがありましたが、たまには吹奏楽を聴こうということで、このコンサートを選びました。

 ドライブがてら、早めに家を出て、ゆっくりとホールへと向かいました。ホールに着いて、開場とともに入場。客の入りは満席とはいかず、空席が少し目立ちました。

 時間となり、いかにもルネサンス期の音楽というような優雅な行進曲で開演となりました。金管10人と太鼓による見事なアンサンブルにうっとりと聴き入りました、以後、トロンボーンの池上さんの楽しい楽器紹介と曲目紹介を交えながら演奏が進められました。

 続いては金管五重奏と太鼓での演奏です。柔らかなブラスサウンドによる古き良き時代の高貴な音楽に酔いしれました。

 次はトランペット3、トロンボーン3による現代曲で、明るいブラスサウンドに心踊りました。そして、前半最後は金管10重奏で、ブラス・シンフォニーです。シンフォニーという曲名が示すように、重厚で華やかな曲であり、ブラスの喜びを存分に知らしめてくれました。

 休憩後はお馴染みのJ.ウィリアムスのファンファーレで開演しました。圧倒的迫力と見事なアンサンブル。編曲も素晴らしく、聴き応えがありました。

 続く「猫組曲」は猫好きの私にはうれしい曲で、猫の姿が思い浮かぶような楽しい演奏でした。

 最後は、吹奏楽の定番のホルストの組曲です。本日のメインというべき演奏で、ホールいっぱいに響き渡るブラスサウンドに身を委ねました。

 アンコールを2曲演奏して終演となりましたが、さすがにN響の看板を背負うだけあって、演奏技術は素晴らしく、一流の演奏は違うなあと実感させられました。ユーモアたっぷりに楽しませてくれた池上さんのMCも嫌味がなく、賞賛すべきと思われます。

 たまにはブラスも良いですね。吹奏楽はアマチュアでは聴く機会が多いですが、やはりプロの演奏は違いますね。贅沢なひとときを過ごすことができて良かったです。満足感を胸に外に出ましたら、夕焼けの空が広がっていました。良い音楽を聴いた幸せを感じながら家路につきました。
 
  

(客席:7−8、\3000)