ホルンで奏でる「真夏の紅白歌合戦」
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2014年8月30日(土) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ホルン:大野雄太(紅組)、上間義之(白組)
ピアノ:石井理恵
司会:チャーリー犬和田
 
1.天城越え(紅)
2.みちのくひとり旅(白)
3.まつわ(紅・白)
4.チャンピオン(紅・白)
5.越冬つばめ(紅)
6.2億4000万の瞳(白)
7.わたしの青い鳥(紅)
8.私鉄沿線(白)
9.ひと夏の経験(紅)
10.YMCA(白)

(休憩20分)

11.太陽がくれた季節(紅・白)
12.ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第1楽章〜北の宿から(紅)
13.サン=サーンス:白鳥〜王将(白)
14.モーツァルト:トルコ行進曲(紅・白)
15.異邦人〜待ちぶせ〜ペッパー警部(ピアノソロ)
16.瀬戸の花嫁(紅)
17.夢芝居(白)
18.おもいで酒(紅)
19.さそり座の女(白)
20.舟歌(紅)
21.雪国(白)
22.川の流れのように(紅・白)
(アンコール)上を向いて歩こう(紅・白)
 
 

 8月最後の週末。たくさんのコンサートがあり、悩ましいところですが、このコンサートを選びました。通常料金1000円のコンサートですが、東響定期会員は無料招待(会員料金に含まれているというべきか)でしたので、チケットを無駄にしたくなかったからです。 

 チラシをご覧になれば分かりますように、東響のトップ奏者がホルンで歌謡曲を演奏して、紅白歌合戦のように楽しみましょうというものです。昨年「1コインコンサート・特別編」として開催して好評を博し、再演されたものです。

 ステージには紅白の幕が飾られ、昭和の雰囲気がたっぷり。P席に配されたスクリーンには東響メンバーの楽しい写真が写され、ミラーボールや派手な照明効果を交えながら公演が進められました。しっかりと練られた台本の下に、犬和田さんの軽妙ながらも節度ある司会で、和やかな雰囲気が会場を満たしました。

 東響が誇るホルン奏者の大野さん、上間さんが紅白に分かれ、石井さんのすばらしいピアノ演奏とともに、抜群のテクニックで昭和歌謡の数々をホルンで「歌って」いました。

 1階席にサクラが配されて盛り上げ、いつも上品にしているレセさんもYMCAを踊ったりと、大いに楽しませていただきました。

 たまにはこういう趣向も楽しめて良いですね。演奏された曲目は全部歌えてしまう自分は、やはりジジイでしょうか。


(客席:2階C5-3、東響定期会員招待)