新潟交響楽団 第10回室内楽演奏会
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2014年2月2日(日) 14:00  だいしホール
 
 
1.弦楽ニ重奏
  エルビン・シュルホフ:バイオリンとチェロのための二重奏より 第2楽章

2.フルート・弦三重奏
  カール・シュターミツ:3つのトリオより Trio I

3.弦楽四重奏
  ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調 より 第1楽章
  ジーチンスキー(本間健四郎・編):ウィーンわが夢の街

4.ホルン五重奏
  カール・シュティーグラー:ホルン五重奏より 

5.チェロアンサンブル
  A.ピアソラ:「天使のミロンガ」「悪魔のロマンス」
  シェーンベルク:「レ・ミゼラブル」メドレー

(休憩:10分)

6.クラリネット三重奏
  東欧ユダヤ民俗音楽:3つのクレズマー・トリオ

7.弦楽三重奏
  モーツァルト:ディベルティメント変ホ長調 K.563 より 第1,3,6楽章

8.トロンボーン四重奏
  ドイツ民謡集より
  David Uber:Three Minatures Op29 より

9.J.シュトラウスII:アンネン・ポルカ Op.117
  ヨーゼフ:シュトラウス:天体の音楽 Op.235
 
 

 毎年恒例の新潟交響楽団メンバーによる室内楽演奏会です。オーケストラ演奏ではわからない個々のメンバーの実力を拝聴するに絶好の機会であり、メンバーにとってもアンサンブルの力をつけるには良いものと思います。

 曇り空で、ときどき雨が降ったりはありましたが、2月というのが信じられないような気温で、過ごしやすい日曜日になりました。今日はいろいろと予定があって、当初は行く予定はなかったのですが、ちょっと時間が取れましたので、急遽だいしホールへ向かいました。無料のコンサートではありますが、しっかりしたプログラムをいただけました。ほどほどの客の入りで、左前方よりに席を取りました。

 司会による曲目解説をはさみながら、さまざまな構成でのアンサンブルで、さまざまな曲が演奏されました。演奏水準もさまざま。ちょっと危うさを感じさせる場面も時にありましたが、楽しく聴かせていただきました。 

 予定があって、全部は聴けず、途中で退席されていただきましたが、皆さんの熱演が最後まで続いたものと思います。こういう室内楽の練習を積み重ねることで、オーケストラ演奏の技術も高まるものと思います。
 23日にはやはり新潟交響楽団メンバーが参加する「新潟リングアンサンブル」の公演もあります。こちらも楽しいコンサートなのですが、この日はたくさんの公演が重なる特異日となっており、残念ながら聴くことができないのが残念です。

 毎年無料でこのような演奏会を開催するのはすばらしいことと思います。潟響メンバーの益々の発展を祈りながらホールを後にしました。

 ちなみに、次の潟響定期(第94回)は、6月29日(日)に、新潟県民会館で開催されます。汐澤安彦さんの指揮、民谷香子さんの独奏で、グリンカ:「ルスランとリュドミーラ」序曲、メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲、ドボルザーク:交響曲第8番が演奏されます。その前に、4月のLFJ新潟でも演奏予定とのことですので、楽しみにしたいと思います。

(客席:E−6、無料)