りゅーとぴあ オルガン クリスマス☆コンサート
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2013年12月21日(土) 15:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
オルガン:山本真希
金管五重奏:Buzz Five
 

ゲーゼ:「主を讃美せよ」の主題による祝祭前奏曲 
(オルガン、トランペット、トロンボーン)
パッヘルベル:高き天より我は来たれり 
(オルガン)
J.S.バッハ:甘き喜びのうちにBWV729 
(オルガン)
       主よ、人の望みの喜びよBWV147 
(オルガン)
       トッカータとフーガニ短調BWV565 
(オルガン)
       目覚めよと呼ぶ声がしてBWV645 
(オルガン、金管五重奏)
アダン:オー・ホーリー・ナイト 
(オルガン、金管五重奏)
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より 「花のワルツ」 
(オルガン、金管五重奏)

(休憩)

金澤恵之・編:クリスマス・メドレー 
(金管五重奏)
メシアン:「主の降誕」より 「羊飼いたち」 
(オルガン)
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番 嬰ハ短調より 「フィナーレ」 
(オルガン)
フランク:天使の糧 
(オルガン、ホルン、フリューゲルホルン)
讃美歌:ものびとこぞりて〜牧人ひつじを〜荒野の果てに〜いざ歌え、いざ祝え〜
     神のみ子はこよいも〜聞け、天使の歌
 (オルガン、金管五重奏)
ヘンダーソン・編:ザ・セインツ・ハレルヤ 
(オルガン、金管五重奏)

(アンコール)
きよしこの夜 
(オルガン、金管五重奏)
 
 

 毎年恒例のオルガンのクリスマスコンサートです。山本さんファンとしましては、万難を排して駆けつけるべきなのですが、土曜日とはいえ仕事がありますので、行けるかどうか微妙でしたので、最安のB席を購入していました。
 案の定仕事は終わらず、今日はあきらめようかと思ったのですが、大急ぎで車を飛ばし、後半開始ぎりぎりにホール入りしました。最近りゅーとぴあへはご無沙汰であり、1か月以上ぶりになります。

 ホールに入るとオルガンのコンサートしては客の入りは良い方と思われ、B席エリアは結構な混雑でしたが、私の前のA席エリアはがらんとしていました。ステージ上には金管五重奏の演奏ステージが高く作られていました。

 後半は金管五重奏で開演しました。残響豊かなホールに金管の音色がこだまし、きれいなアンサンブルを聴かせてくれました。
 その後のメシアンはとっつきにくい曲で、ちょっと居心地悪く感じましたが、その後のヴィエルヌの迫力ある演奏で我に返りました。
 その後の金管演奏とオルガンのコラボレーションはなかなか聴き応えありました。音色が良くマッチし、絶妙のハーモニーを作り出していました。考えてみましたら、オルガンも金管楽器と言えなくもなく、なるほどねえと感じ入ったりしていました。
 最後のザ・セインツ・ハレルヤでは手拍子しながら盛り上がりましたが、品の良い節度ある盛り上がり方で、興奮はイマイチだったかもしれません。アンコールをしっとりと演奏して終演となり、最後は山本さんもステージに降りて拍手に応えていました。

 前半を聴けなかったのは残念であり、後半だけの感想ですが、曲目は多彩で、通好みの曲も交えたりと、飽きさせないプログラミングの工夫が感じられました。
 山本さんの演奏はさすがであり、剛軟多彩な音響を引き出して、オルガンの魅力を知らしめてくれました。金管演奏は、ときどき不安定な音がしてハッとさせられたりしましたが、良い味付けになっていました。

 賛美歌など、クリスマス気分の感じられる曲目ではありましたが、照明効果も大人しく、しっとりした演出で、明るく盛り上がるという感じではなかったです。でも、これはこれで良かったかなと思いました。

 せわしい毎日で、クリスマス気分でもないのですが、良い音楽を聴いて、ほっと一息つくことができました。外へ出ると雨。雪でないだけありがたかったです。

  

(客席:3階 I 7−3、B席、会員割引¥900)