山本真希オルガンリサイタルシリーズ No.16 コラールの名曲
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2013年10月13日(日) 17:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
オルガン:山本真希
 

ゲーゼ:「主よ賛美せよ」による祝祭前奏曲
ブルーンス:コラール幻想曲「来たれ、異教徒の救い主よ」
パッヘルベル:高き天より我は来たれり
J.S.バッハ:甘き喜びのうちに BWV729
ブラームス:11のコラール前奏曲集 Op.122 より 
          第7番「おお神よ、汝いつくしみ深き神よ」」
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ 第6番 ニ短調 Op.65/6

(休憩20分)

J.S.バッハ:6つのシュープラー・コラール集
       目覚めよと呼ぶ声がして BWV645
       我いずこに逃れ行かん BWV646
       ただ愛する神の摂理にまかせる者 BWV647
       我が魂は主をあがめ BWV648
       ああ、我らのもとにとどまり給え、主イエス・キリストよ BWV649
       イエスよ、汝は今天より降りたもうやBWV650

レーガー:コラール幻想曲「ハレルヤ!ほむべき神は我が心の喜び」 Op.52/3

(アンコール)
J.S.バッハ: 主、イエス・キリストよ、我らを顧みたまえ BWV709
 
 

 本来は7月17日(水)に開催されるはずでしたが、オルガンの不具合により、今日に延期になったコンサートです。当初は平日開催でしたので、行くことはできませんでしたが、日曜日に変更になったので、行くことができました。私にとってはラッキーでした。これも山本さんとの深い絆でしょうか。などと勝手に解釈しております。

 昨日は天候不順でしたが、今日は青空が見えて、行楽日和となりました。新潟市では、新潟シティマラソンが開催され、たくさんの参加者が健脚を競いました。体力のない私は、スポーツではなく、文化の秋を堪能しましょう。

 ということで、ゆっくりと昼食を食べ、早めに家を出て、昨日から開催中の「古町どんどん」を一回りしてきました。いつもは閑散としている古町も、こういうイベントがあると大賑わいです。7番町では、ご当地アイドルのNegiccoがライブをやっていて大盛り上がり。あまりの熱狂振りに驚くばかり。
 6番町に移動して、Yuccaのライブを見ました。「古町どんどん」の常連さんですが、東京音大を出られたソプラノ歌手で、実力はたいしたもの。「夜の女王のアリア」は、何度聴いてもすばらしいですね。アンコールに「君が代斉唱」まであって、大いに楽しませてもらいました。

 りゅーとぴあに着くと、すでに開場の時間が過ぎており、オルガンコンサート時のお気に入りである3階Jブロックに席を取りました。
 オルガンに最適な響きを生むために、P席と1階席の前方5列の客席が取り払われていました。ここまで音響にこだわるコンサートは珍しいのではないでしょうか。

 場内が暗くなり、山本さんが登場して開演です。前半はゲーゼからメンデルスゾーンまで、6曲が休みなしで演奏されました。すべて違う作曲家なのに、続けて演奏しても違和感はありませんでした。心地良い音楽に、しばしまどろみの世界へ・・・。

 後半は、バッハのコラール集が6曲続けて演奏されました。柔らかな曲調で、心が洗われるようでした。最後のレーガーの曲は、一転して華やかで壮大な曲であり、聴き応えがありました。

 アンコールを1曲演奏して終演となりましたが、山本さんのオルガンは素晴らしいですね。四肢を縦横に駆使し、多彩な音色で飽きさせませんでした。欲を言えば、山本さんの声を聞きたかったかな。

 良い音楽を聴き、いい気分で家に着くと、バッグがありません。客席に忘れてきてしまいました。ということで、りゅーとぴあへUターンとなってしまいました。お恥ずかしい限りです。

  

(客席:3階J2−15、全席自由:会員割引:¥1800)