ラ・フォル・ジュルネ新潟 2013 プレ公演
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2013年4月21日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
管弦楽:新潟交響楽団
指揮:諸遊耕史
ソプラノ:高島敦子
バス:押見春喜
 



モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492 序曲

ガラ・コンサート
  歌劇「フィガロの結婚」より
  歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より

(休憩15分)

モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」 ニ長調 K.504

(アンコール)
  交響曲第31番「パリ」より 第2楽章
 
 

 いよいよラ・フォル・ジュルネ新潟が始まります。今年で4回目となり、新潟のゴールデン・ウィーク恒例の行事となりつつあるように思います。26日からの本公演を前に、今日はプレ公演ということで、地元を代表して新潟交響楽団による演奏です。

 今日は朝から冷たい雨が降り続き、冬に逆戻りしたような寒さです。とても花見どころの天候ではなく、せっかくの満開の桜も悲しげです。気分もふさいでしまいますが、音楽を聴いて元気を出さねばなりません。

 13時過ぎに会場入りし、開場待ちの列に並んで、いつものCブロックに席を取りました。今日は3階席が使用されませんでしたので、客席はなかなかの賑わいとなりました。幼児から足元も危うげなご老人まで、老若男女でいっぱいです。子供たちが多いというのは良いですね。

 「フィガロの結婚」序曲で開演しました。潟響の皆さんは手馴れたもので、オープニングを飾るにふさわしい軽快な演奏を聴かせてくれました。

 続いては、ソプラノの高島さん、バスの押見さんとの共演で、「フィガロの結婚」と「ドン・ジョバンニ」からのアリアが演奏されました。指揮の諸遊さんの解説と押見さん、高島さんとのトークを交えての演奏でした。諸遊さんの話し振りも、前任の松沼さんに劣らぬ饒舌さで楽しませてくれましたが、ちょっと冗長だったかもしれません。
 「ドン・ジョバンニ」ではマンドリン奏者も登場して、おなじみのメロディの数々を聴くことができました。2人の歌手は譜面を見ながら歌い、演技は最小限というところでした。もっとたくさんのアリアを聴きたかったですが、時間となりました。

 休憩後は、新潟市長の挨拶の後、「プラハ」が演奏されました。正直言って、あまり好きでない曲なので退屈したのですが、潟響の演奏そのものは良かったです。諸遊さんのキビキビした指揮振りと、それに応えての生き生きとした演奏に感銘を受けました。

 アンコールに「パリ」から第2楽章が演奏されて終演となりました。予定では15時半まででしたが、終演は16時10分。ボリュームたっぷりな内容でした。お子様方も頑張って聴いてくれましたが、家族連れが多いことを考えるともう少しプログラムの内容を考えても良かったかもしれません。

 外に出ると雨が止んでいました。雨雲が切れ始め、空の明るさが出てきました。金曜日からの本番は天候に恵まれますよう祈りたいと思います。
   

(客席:C6-11、1000円)