宮川彬良とアンサンブル・ベガ りゅーとぴあのニューイヤーコンサート
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2013年1月6日(日) 16:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
作・編曲・Pf:宮川彬良、構成・脚本:響 敏也
Vn1:辻井 淳、Vn2:日比浩一、Vla:馬渕昌子、Vc:近藤浩志、Cb:新 真二
Cl:鈴木豊人、Fag:星野則雄、Hor:池田重一
 

いつもの9人
F.デーレ・宮川彬良:すみれの花咲く部屋

初春を東と西で寿ぐ!
宮城道雄:「春の海」室内楽版
J.シュトラウスU:皇帝円舞曲
 
オーケストラより過激に!
J.シュトラウスU:ポルカ「雷鳴と稲妻」
ハチャトゥリアン:剣の舞

聴けば解かる!
モーツァルト:夜の女王のアリア(歌劇『魔笛』から)
 
ピアノよりピアニスティック!
リスト:ラ・カンパネッラ
リスト:愛の夢

(休憩15分)

天使と悪魔が微笑む楽器
アンベガ名物「音符の国ツアー」アキらくご編
    「ああパガさま!ヴァイオリンの大魔王さま!」
    パガニーニ:24のカプリーズ第24番ほか
宮川彬良:室内楽のためのソナタ「ブラック・ジャック」

(アンコール)
ゆうがたクインテット テーマ
PS I LOVE YOU
サヨナラの星

 
 

 今日が新年最初のコンサートです。毎年この時期に開催されている宮川彬良とアンサンブル・ベガのコンサートで、今回が9回目になりますが、私は今回が初めてです。正直言って、出演者やプログラムに興味があるというよりは、東響定期会員の特典として無料招待ということでしたので参加させていただいた次第です。

 開演時間が程よく、ゆっくりと昼食を食べて出かけることができました。今年の正月は、悪天候続きでしたが、今日も雲が広がり、小雪も舞って、気分も落ち込みます。

 開演前に白山神社で初詣と思ったのですが、駐車場が混み合っていて、駐車に時間がかかってしまいましたので断念しました。
 ホールに着くとすでに開場が始まっていました。定期会員の招待席は、一般発売されたS、A席以外の場所で、自由席となっていました。3階正面に1席空いていた場所があり、オバサマ方の真ん中でしたが、そこに席を取りました。一般発売の席は空席がありましたが、招待者席はぎっしりでした。

 場内が暗転し、暗い中に出演者が入場し、オープニングの「すみれの花咲く部屋」で開演となりました。以後は宮川さんの楽しいトークを交えながら演奏が進められました。

 9人編成で小規模なのですが、編曲が良くて、まるでオーケストラを聴くような錯覚を感じさせました。ホールの響きの良さもあって、音量も十分。オケの主席クラスを集めたメンバーの個々の技量も素晴らしく、驚きすら感じました。宮川さんは、ピアノを弾いたり、打楽器を叩いたり大忙し。

 後半は宮川さんの落語に合わせて、名曲が演奏され、奏者による寸劇も微笑ましかったです。最後のオリジナル曲である「ブラック・ジャック」も良い曲であり、良い演奏でした。

 アンコールを演奏して、終演は6時半。ボリュームもたっぷりで、大満足なコンサートでした。正月にふさわしい、肩の凝らない、楽しい演奏で良かったです。今回は無料招待でしたが、通常料金を払ってでも聴く価値があったと感じました。
 

(客席:3階 I 3−7、定期会員招待:自由席)