ラ・フォル・ジュルネ新潟2012
111 コロベイニコフ、ムジカ・ヴィーヴァ、ルーディン
  ←前  次→
2012年4月27日(金) 19:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ピアノ:アンドレイ・コロベイニコフ
管弦楽:ムジカ・ヴィーヴァ
指揮:アレクサンドル・ルーディン
 


ゲリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調 Op.23

(ソリストアンコール)
  ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126 より 第4番
 
 
 
 「サクル市場」で official CD を買い、最初の公演を聴くべくコンサートホールへと向かいました。チケット販売では座席指定できないのが難点ですが、先行発売で与えられた席は1階前方の右端。良い席がいっぱい空いているのになあ・・、とため息。
 オープンングということで、賑わうかと思ったのですが、空席が多く、3階サイドには誰もいません。新聞記事によりますと約1100人だったそうです。

 拍手の中楽員が入場。編成はちょっと小さく、ステージ中央にこじんまりと配置されていました。指揮のルーディンが登場して「ルスランとリュドミラ序曲」で開演しました。いわゆる8型の編成で、弦が少ないですが、軽快な演奏で心地よかったです。
 
 続いてコロベイニコフが登場してチャイコフスキーのコンチェルトが演奏されました。この曲を演奏するには8型というオケの編成は小さすぎるように感じましたが、少ない人数で頑張って演奏し、燃え上がるような、力溢れる演奏で、大盛り上がりでした。

 コロベイニコフというピアニストは初めてですが、(ムジカ・ヴィーヴァもルーディンも初めてですけれど)、1986年モスクワ生まれといいますから、まだ26歳の若さです。年齢以上に堂々としており、スピード感溢れるダイナミックな演奏は爽快感を感じました。
 アンコールは、なぜかロシア物ではなくてベートーヴェンでしたが、これもまた聴き応えのある演奏であり、実力の凄さが伺えました。

 欲を言えば、オケの弦の厚みがあったらもっと素晴らしかっただろうなあと思いましたが、本公演の最初を飾るにふさわしい名演奏だったと思います。
 
 
(客席:1階7-40、¥2000)