エマニュエル・パユ フルート・リサイタル
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2012年11月25日(日) 15:00  だいしホール
 
フルート:エマニュエル・パユ
ピアノ:河原忠之
 
〜華麗なるオペラ・ファンタジー〜

クラカンプ&ブリッチャルディ:ヴェルディの「椿姫」によるファンタジー

ライヒェルト:ファンタジー・メランコリック

チャイコフスキー(ブラウンシュタイン編):レンスキーのアリア
                       (「エフゲニー・オネーギン」によるパラフレーズ)

タファネル:ウェーバーの「魔弾の射手」によるファンタジー

(休憩20分)

グルック:妖精の踊り(「オルフェオとエウリディーチェ」より)

フォッブス:モーツァルトの「魔笛」によるファンタジー

ビゼー:「カルメン」第3幕への間奏曲

ボルヌ:ビゼーの「カルメン」による華麗なるファンタジー

(アンコール)
フォーレ:シシリエンヌ
ビゼー:「カルメン」第3幕への間奏曲
 
 

 11月最後の日曜日。青空も垣間見え、比較的過ごしやすい陽気となりました。金曜日に引き続いてだいしホールに向かいました。

 恒例の「だいしライフアップコンサート」ですが、今回は「だいしホール開設20周年記念」ということで、豪華な出演者です。この小さなホールで演奏するにはもったいないくらいであり、当然ながらチケットはすぐに完売となりました。

 2時にホールに着くと、すでに開場待ちの行列ができていました。私もその列に並び、席を取りました。満席のホールは気持ち良いですね。

 パユと河原さんが登場して開演です。「華麗なるオペラ・ファンタジー」という副題が示すように、オペラを編曲した曲目で、馴染み深いメロディーが次から次へと現れて、楽しく聴くことができました。
 さすがに世界の第一人者。演奏が悪かろうはずはありません。音は上品で柔らかく、強奏部でも決してうるさくなりません。低音部はたっぷりと響き、豊潤で心地よいフルートの調べに、うっとりと聴き入るばかりでした。

 緩徐部はゆったりと歌わせ、フィナーレでは燃え上がるような演奏を聴かせてくれました。期待通りの熱演に感動し、満足することができました。

 このホールでは物品の販売禁止かと思っていたのですが、ロビーでは多数のCDが売られ、終演後にはサイン会まで開かれました。私は混雑を避け、早めにホールを出て帰路につきました。明日からまた忙しい日々。頑張らねば・・・。
  

(客席:G−7、全席自由:¥3000)