りゅーとぴあオペラ劇場 オペラコンサート 2012
ヴェルディ 《リゴレット》 ハイライト
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2012年3月3日(土) 17:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
 
ヴェルディ:リゴレット

1.前奏曲

第1幕
2.マントヴァ公のアリア「あれか、これか」
3.リゴレットとスパラフチーレの二重唱「あの老人はわしえお呪った!」
4.ジルダとリゴレットの二重唱「娘よ!・・・お父さん!」
5.ジルダとマントヴァ公の二重唱「貴族でも王族でもないほうが」
6.ジルダのアリア「慕わしき御名」

(休憩20分)

第2幕
7.マントヴァ公のアリア「あの娘の涙が見えるようだ」
8.リゴレットのアリア「悪魔め鬼め」
9.ジルダとリゴレットの二重唱「いつも日曜日に教会で」

第3幕
10.マントヴァ公のアリア「女心の唄」
11.ジルダ、マッダレーナ、マントヴァ公、スパラフチーレの四重唱
   「いつかお前に会った気がする」
12.ジルダ、マッダレーナ、スパラフチーレの三重唱「あの若者は本当に男前」
13.ジルダとリゴレットの二重唱「真夜中だ!」


ジルダ:ソプラノ/小川伸子
マントヴァ公爵:テノール/レオナルド・グラメーニャ
リゴレット:バリトン/アルフィオ・グラッソ
マッダレーナ:メゾ・ソプラノ/有田真恵
スパラフチーレ:バス/ヴラディミール・サズドフスキ

ピアノ:山口佳代
解説・公演アーティスティック・ディレクター:小鉄和広
 
 

 2月は厳寒・大雪で大変でしたが、3月になり、大雪から開放され、幾分穏やかな陽気となり、気分も明るくなります。今日は休日の週でしたが、朝から町内会関連の会合があり、あわただしく過ごしました。でも、除雪に汗を流さないで済んで良かったです。このまま春に向かってほしいです。

 今日は毎年恒例の小鉄和弘さんプロデュースによるりゅーとぴあオペラ劇場です。今回は映像と解説付きで、ヴェルディのリゴレットのハイライトです。例年のようにオーケストラではなくピアノ版ですが、イタリアからのゲスト歌手のほか、イタリアの国際コンクールと国内オーディション優秀者が出演するというのが売りです。
 なお、当初出演予定だったアルド・カプート(テノール)が、体調不良により出演できなくなったとのことで、代わりに、レオナルド・グラメーニャ(テノール)が出演となりました。

 客席は1階と2階のB/C/Dブロックのみ使用されましたが、6〜7割り程度の入りでしょうか。ステージ上はピアノがあるのみで、セットなどはありません。パイプオルガン前にスクリ−ンが設置されていました。

 いつものように、小鉄さんの淡々とした解説により進行しました。有名な「リゴレット」ではありますが、オペラに疎い私は、さすがに「女心の唄」だけは知っていますが、筋書きも知らず、大変勉強になりました。

 何もないステージで、演技しながら歌われました。特別な衣裳や小道具もありません。字幕もありませんが、小鉄さんの解説の後なので、場面を想像することができて良かったです。
 イタリアから来た3人の歌声は期待にたがわず素晴らしく、特にバスのサズドフスキが印象に残りました。日本の2人も頑張っていて、本場の男声陣と互角に渡り合っていました。新潟出身の小川さんは容姿も良く、素晴らしい歌声だったと思います。
 また、毎回お馴染みのピアノの山口さんは、遠目ではありましたが、スリムな体型が麗しく、演奏もさることながら、ヴィジュアル的にも楽しませてくれました。

 このシリーズは、トップ歌手というわけではありませんが、低料金で毎回素晴らしい歌声で楽しませてくれます。オペラの知識に乏しい私には、解説付きのコンサートは勉強になります。
 新潟で公演されるオペラというとフィガロやカルメンばかり。今後もこういう企画で、様々なオペラを紹介してもらいたいと思います。
 

(客席:2階D3-27、A席2250円)