ラ・フォル・ジュルネ新潟2011
211 オリヴィエ・シャルリエ&ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
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2011年5月7日(土) 10:15  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ヴァイオリン:オリヴィエ・シャルリエ
管弦楽:ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ドミトリー・リス
司会:奥村 愛
 
「0歳からのコンサート」 

ベートーヴェン:序曲「命名祝日」 op.115

ベートーヴェン:「エグモント」序曲 op.84

ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調 op.50

ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」 より 第1楽章
 
 

 LFJ新潟2日目の始まりです。交流ステージでの小学生の初々しい演奏を聴いたあと、コンサートホールに向かいました。ホワイエにはベビーカーがずらりと並んでいます。「0歳からのコンサート」とありますが、本当に0歳の乳児を連れてくる人は少ないだろうと考えていましたが、大間違いでした。赤ちゃんをだっこした家族連れが多数。幼児もたくさんおられます。こういう趣旨のコンサートなので当然でしょうが、ホール内は、幼児向けのキャラクター・ショーでも始まるような異様な雰囲気です。

 拍手の中楽員が入場。日本人のトラもたくさん混じっていました。黒服の外人さんがたくさん現れ、恐怖を感じたのか、子供たちの泣き声が各所から聞こえます。演奏が始まっても収まるどころか泣き声の競演。

 奥村愛さんの司会で進行されましたが、とても音楽を聴く環境じゃなかったです。演奏も大変じゃなかったかと思いましたが、演奏はしっかりしたもので、手抜きはありません。さすがにプロですね。

 こういう事態を半ば承知の上でのコンサートなので、文句を言うこともないのですが、プログラムは子供向けとは思えません。もう少し軽い曲が良いのじゃないでしょうか。乳児にフルオーケストラの大音響を聞かせる意味も疑問に感じました。

 0歳児を対象とするなら、それなりの演目の工夫も必要と感じました。響きの良いコンサートホールでは、泣き声の響きも半端じゃないです。あやすの四苦八苦のお母さん、お父さん、ご苦労様でした。

 でも、奥村さんは超きれい。ますますファンになりますなあ・・・。と、いやらしいオヤジはにんまりするのでした。
 

(客席:1階12−45、2000円)