今日は新潟シティマラソンが開催されました。昨夜からの雨で悪コンディションが予想されましたが、一夜明けて天候は回復し、マラソン日和となりました。自宅近くがコースになっていたので応援してきました。(→ブログ)
こんな日曜日でしたが、出かける予定はなく、届いたばかりの「のだめカンタービレ最終楽章・後編」のDVDを見てすごしていました。家族が出かけてひとり家に取り残され、気が付けば1時過ぎ。どうしようか迷いましたが、音楽を聴こうということで、調べてみたら、だいしホールではトロンボーンのコンサート、音楽文化会館では和楽器のコンサート、そしてスタジオAではこのコンサートがあります。無料ということですし、ドビュッシーもいいかなと考えて、ホールに向かいました。
受付で記帳して入場しましたが、キャンディーがもらえました。実はどういう趣旨のコンサートかよく理解していなかったのですが、ピアノ演奏と動画写真のコラボレーションとのことでした。ピアノは左に置かれ、正面の壁がスクリーンとして利用され、パソコンによって静止画・動画が映写されました。
ピアノ演奏の佐藤さんはどういう方か存じ上げなかったのですが、桐朋学園大学音楽学部卒でピアノの先生をされているようです。演奏に先立って、曲の解説があり、その後演奏が始まりました。
ピアノはヤマハ。ピアノのすぐ前に席を取ったので、芳醇なピアノの音がダイレクトに響いてきました。ぺダルを踏みっぱなしで、残響豊かにドビュッシーの幽玄な世界が繰り広げられ、期待以上の素晴らしい演奏に感激しました。
ドビュッシーの前奏曲集第1集から8曲演奏されましたが、各曲に合わせて、順に、村松公園、弥彦公園、北方文化博物館、鳥屋野潟、福島潟、寺尾海岸、福島潟のひまわりとオニバス、蒲原まつりの風景写真・動画が投影されました。
続いて坂本龍一の曲を2曲、それぞれ佐渡原生林、水族館の画像が投影されました。音楽と写真のコラボレーションは素晴らしく、曲をより印象深く楽しむことができました。
何気なく訪れたコンサートでしたが、期待以上に楽しむことができました。きれいな写真とのコラボレーションという演出もありますが、ピアノの佐藤さんの演奏の良さが印象的でした。プロのピアニストのオーラというより、身近なピアノの先生という雰囲気の方ですが、ダイナミックかつ繊細なピアノの調べはさすがと感じさせ、素晴らしかったです。ただでいい演奏が聴けて拾い物でした。
(客席:2列目左側、無料) |