新潟市ジュニアオーケストラ教室 第26回演奏会
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2007年9月17日(月) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
 
 
ロビーコンサート
 チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より「マーチ」、「花のワルツ」
               (ヴァイオリン3、コントラバス、トランペット)
 オッフェンバック:CANCAN(フルート2、ピッコロ1)
  コダーイ:デュオ 作品7(ヴァイオリン、チェロ)
  イベール:三重奏のための5つの小品より
               (オーボエ、クラリネット、ファゴット)
  新井 満:千の風になって 
   (第1ヴァイオリン5、第2ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ3、コントラバス)

A合奏  指揮:藤井裕子
  ウッドハウス:いなかの踊り
  ケテルビー:ペルシャの市場にて

B合奏  指揮:上野正博
  ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」Op.92

(休憩15分)

  ボロディン:交響曲第2番ロ短調

(アンコール)
  エルガー:行進曲「威風堂々」第1番ニ長調

 
 

 残暑益々厳しく、真夏のような陽気です。気温は34℃を超え、うだるような暑さです。そんな中、隣の陸上競技場ではサッカーL1リーグの試合が始まろうとしていました。アルビ・レディース頑張れ!

 さて、この連休は毎日の「りゅーとぴあ」通いです。昨日の東響定期に続いて今日はジュニアオケです。先月のジュニアオーケストラフェスティバルでは全国屈指の実力を証明してくれたので、期待を胸にホールに駆けつけました。いつものCブロックに席を確保し、開演前のロビーコンサートを聴きました。

 開場の混雑の中での演奏で、音がよく聞こえないのが残念でしたが、各グループとも熱演でした。特にヴァイオリンとチェロによるコダーイは驚くほどの演奏でした。ジュニアでこんな演奏ができるなんて、と感嘆しました。静かなホールで聴いたらもっと感銘深かったかも知れません。すぐその後のイベールもすばらしかったです。最後は弦楽アンサンブルでの「千の風になって」で、これまたいい演奏でした。うまいなあ・・、本当にたいしたもんです。

 さて、いよいよ本公演。最初は初級者によるA合奏です。ヴィオラ、チェロが少なくて、編成はアンバランスです。ウッドハウスは先のジュニアオーケストラフェスティバルでも演奏しています。初々しさがありながらも丁寧な演奏です。次のケテルビーも緩徐部で危うさがありましたが、しっかりした演奏でした。初級者とは思えない演奏です。ヴィオラ、チェロが通常の数あればもっと安定した演奏になったと思います。

 続いて上級者によるB合奏です。まず最初は、先のジュニアオーケストラフェスティバルで名演奏を披露した「謝肉祭」です。先回同様の、いや、それ以上のすばらしい響き、アンサンブルです。輝きを感じさせる見事な演奏でした。
 休憩ののち、ボロディンの交響曲第2番です。なかなか実演に接する機会がなく、CDしか聴いたことがないので、最も楽しみにしていました。これがまた何ともすばらしい演奏で、迫力満点。アンサンブルの良さは練習の成果の表れでしょう。ゲルギエフのCDを愛聴していますが、引けを取らないようにさえ感じました。
 アンコールは「威風堂々」。オルガン(山本真希さんの演奏)も加わって大きな感動を誘いました。感極まって思わず涙があふれてきました。ジュニアの演奏にこれほど感動するなんて、自分でも不思議なくらいです。演奏技術以外の何かがあるのだと思います。東響定期でもこれほどの感動はなかなか得られません。前にもどこかに書きましたが、東響定期がプロ野球とするなら、ジュニアオケは高校野球と言えましょう。甲子園の熱闘はプロ野球以上に感動できますから。たまには大リーグも見たいですけどね。

 これがジュニアとは。新潟の若者はたいしたものです。聴きながらうれしくなってしまいました。ホーム3連敗のアルビに沈んだ心が晴れ晴れとしました。ジュニアオケ、ジュニアコーラスと新潟市のジュニアは高レベルでがんばっています。この中から将来優秀な音楽家が出てくるに違いありません。初めて楽器に触れる初心者から育成を図るのが新潟市の特徴です。毎年団員が入れ替わるのでしょうけど、どんどん発展していって欲しいと思います。応援団としては、せいぜいホームページで宣伝したいと思います。がんばれ、新潟!
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(客席:2階C4-5、全席自由:無料)