ジュゼッペ・サッバティーニ テノール・リサイタル
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2006年10月24日  新潟市民芸術文化会館コンサートホール
 
テノール:ジュゼッペ・サッバティーニ
ピアノ:マルコ・ボエーミ
 
 
もしも貴方が愛してくれるなら/ペルゴレージ
羊飼いの娘よ/ボノンチーニ
我が愛しき人よ/ジョルダーニ
愛しの君よ/カルダーラ
理想の人/トスティ
セレナータ/トスティ
漁夫は歌う/トスティ
彼女の安らぎこそ我が願い〜歌劇「ドン・ジョバンニ」から/モーツァルト

(休憩20分)

禁じられた音楽/ガルタルドン
遥かなるサンタ・ルチア/マリオ
君を求めて/デ・クルティス
恋する兵士/カニオ
忘れな草/デ・クルティス
私は海の中に家を建てたい/ドニゼッティ
誰も寝てはならぬ〜「トゥーランドット」から/プッチーニ

(アンコール)
カッチーニ:うるわしのアマリッリ
トスティ:かわいい口元
ディ・カプア:オー・ソレ・ミーオ

 
 

 サッバティーニは新潟がお気に入りのようで、今回が3回目の来演になります。先回のリサイタルの評判が良かったので、聴いてみることにしました。早めにホールに向かいましたが、いつもの駐車場は満車。仕方なく某所の駐車場にとめてホールへと急ぎました。

 今日は隣の県民会館でも催しがあり、りゅーとぴあの劇場では綾戸智絵のコンサートがあって混雑していたようです。今日のコンサートは声楽のリサイタルということで、ステージ脇とIブロック以外の3階席は発売になりませんでしたが、発売された席では8〜9割の入りで、若干の空席がみられれました。

 前半はイタリア古代歌曲とトスティの歌曲、そしてモーツァルトでした。後半はカンツォーネにドニゼッティ、最後に定番の「誰も寝てはならぬ」で締めました。
 さすがに新三大テノールのひとりだけあり、声質も声量もあっぱれです。歌に酔いしれるというのはこのことかと実感しました。
 盛大な拍手のなかアンコールを2曲。それでも拍手は鳴りやまず、最後は「オー・ソレ・ミーオ」で大いに盛り上がり、スタンディング・オベーションの中お開きとなりました。
 
 サッバティーニの美声だけでなく、ファンのおばさまの熱気にも圧倒された一夜でした。和服姿のおばさまも多く、レセプション付きの高額チケット席に陣取られていました。男から見ても魅力的なので、おばさまの熱狂も理解できなくはないです。
 

(客席:2階D5−29、A席5400円、会員割引)