オルガンサマーデイズ2006 家族で楽しむ 夏休みオルガンコンサート
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2006年8月5日  新潟市民芸術文化会館コンサートホール
 
 
ロビーコンサート
   J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
   G.フレスコバルディ:カンツォン
   D.ブクステフーデ:暁の星のいと美しきかな BuxWV223

       ポジティブオルガン:高橋英里(オルガン研修講座修了生)

J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV578

       オルガン:渡辺直子(オルガン研修講座修了生)

F.ファルカシュ:17世紀の古いハンガリー舞曲
G.F.ヘンデル:ラルゴ
C.フランク:英雄的小品

       オルガン:山本真希

ディズニー・メドレー  ビビディ・バビディ・ブー〜星に願いを〜ミッキーマウス・マーチ

       オルガン:山本真希
       パーカッション:本間美恵子

平野さゆり:メリーさん 町へ行く  「メリーさんのひつじ」によるラプソディ

       オルガン:山本真希
       朗読:荒井佑紀
       パーカッション:本間美恵子、斎藤陽介、佐山亜樹

(アンコール)
ミッキーマウス・マーチ


 
 
 

 ギラギラ太陽、夏真っ盛り。まさにうだるような暑さです。涼を求めて「りゅーとぴあ」に赴くました。今日は家族向けの無料のオルガンコンサートです。先日のバックステージツアーで山本真希さんの魅力の虜となり、これは聴かねばと感じました。
 
 館内に入ると冷房が効いていて天国です。いつものようにチラシ集めをして、ついでに今日発売の11月の京響のチケットを買いました。13時半に開場。ホールに入ると旧友にバッタリ。(今度ゆっくりお話ししましょうね。)

 開演は14時ですが、その前にホワイエでポジティブオルガンの演奏がありました。奏者はりゅーとぴあのオルガン研修講座の修了生の高橋さんです。演奏はちょっと堅さを感じましたが、そつのない演奏でした。助手がせわしなくストップを操作して音色を変化させていて、楽しませてくれました。小さなオルガンではありますが、多彩な音色が出るようです。

 ロビーコンサート終了とともに開演のチャイムが鳴りました。ホールは1階と2階席の一部のみ開放。客は3〜4百人というところでしょうか。やはりといいいますか、ほとんどが家族連れやカップルですが、私のような中年オヤジもチラホラ。

 山本さんの司会により開演。まず最初はオルガン研修講座の修了生の渡辺さんによるバッハの小フーガ・ト短調。おなじみの曲で、私のような素人には馴染みやすいです。やっぱりパイプオルガンの重低音は腹に響いていいなあと感じました。なかなかしっかりした演奏で良かったです。

 次は山本さんにより3曲続けての演奏。1曲目では先日のバックステージツアーで注目したオルガンのてっぺんにある太陽が回転し、カラカラ音を鳴らしていました。曲調の違う3曲を、さすがにプロの山本さん、流麗に演奏してくれました。

 次はオルガン前での打楽器演奏を交えてディズニーメドレー。打楽器奏者の本間さんは新潟市のジュニアオケの打楽器トレーナーをしているとのこと。ファミリーコンサートということで子供向きの選曲と思われます。照明による演出も加えて盛り上げてくれました。

 最後は「メリーさんのひつじ」を元にした曲です。朗読に合わせて曲が進むのですが、すべてあの「メリーさんのひつじ」のメロディーなので、少々飽きてしまいました。子供は喜んでいたかといいますと、やはり退屈していたようでした。
 なお、朗読の荒井さんは、演劇のキッズコースに参加しているとのことです。見事な朗読に感心しました。将来有望に思えます。また、打楽器やリコーダーなど様々な楽器を鳴らして大活躍の斎藤君と佐山さんはジュニアオケで本間さんの指導を受けている生徒さんとのことです。

 アンコールに再び山本さんと本間さんによりミッキーマウスマーチが演奏されてお開きになりました。子供も気兼ねなく参加できるこういうコンサートは子供を持つ身にはありがたいですね。無料というのも良いです。今後もこのような企画に期待したいです。

 涼しいホールから外に出ると灼熱の世界。あっちぇーなあー。

(客席:2階C5-35、無料)