東京交響楽団 第30回新潟定期演奏会
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2005年3月26日 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:ユベール・スダーン
 
〜古典派と新古典派の美学〜

モ−ツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.297B, app.9 (ロバート・レヴィン再構成版)

(休憩20分)

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68

(アンコ−ル)
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番

 
 
 

 昨年12月以来の久し振りの東響定期です。3月も末というのに雪模様。春はもうすぐと言いながらも、肌寒い日々が続きます。

 本日はどうにも外せない会議があり、急いで会場に駆けつけたときは既に18時半。ちょうど前半が終わろうとしていました。ホールへの入場はできず、ホワイエのモニターで会場の様子を見ながら漏れ出る音楽を鑑賞。独奏陣が活躍しているらしく、美しい音楽が快かったです。生で聴けなかったのは何とも残念でした。

 休憩時間に入場。いつもの定期より客の入りは良かったです。後半はブラームス。初めは何故か音が濁って厚みもなかったです。出だしのティンパニーの音がどうも気に入りませんでした。東響ってこんな音だったのかな・・と、もの足りなさを感じつつ2楽章へ。ニキティンさんのソロは美しいですが、今ひとつ心に響きません。最近精神的に疲れているので、感受性が鈍っちゃっているようです。さすがにフィナーレは盛り上がりをみせ、終盤のホルンの響きが心にしみました。オーボエ、フルート、ホルンと管楽器がよく頑張っていました。終わってみれば、それなりに結構な演奏ではありました。

 そして、アンコールは台風が通過するような、猛スピードの演奏。何とも爽快で気分が晴れてバンザイ、といきたいところですが、心の風邪はまだ治りそうにありません。
 

(客席:2階Cブロック*−*)