新潟大学管弦楽団 第21回サマーコンサート | |
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2000年6月30日 新潟市民芸術文化会館コンサートホール | |
指揮:河地良智 | |
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」 ビゼー:歌劇「カルメン」より |
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久々のオケラ(新潟大学管弦楽団)です。私の母校ですので、度々聴く機会があったのですが、久しぶりです。「りゅーとぴあ」が開館してからは初めてです。 今回はオールフランス物。サン=サーンスの「オルガン」を聴いてみたくて足を運びました。この会場には度々来ていますが、パイプオルガンを聴くのは開館記念行事以来ありません。 「オルガン」は前に新潟交響楽団がやって盛況だったらしいですが聴きそびれました。オケラの演奏も以前の定期で聴いたことがありましたが、当時は県民会館で、オルガンも電子オルガンでした。 さて、会場はほぼ満席。自由席でしたが、レセプショニストのご厚意で2階中央のいい席を確保できました。学生オケですから、客席も若々しいです。 デュカスで演奏開始。若々しいオケにあったいい選曲で、なかなかの好演でした。カルメンは前奏曲での盛り上がりが今ひとつでしたが、徐々に調子をあげていました。ホールが響きすぎて、独唱陣の発音が不明瞭で、歌声がオケに隠れる場面が多かったですが、オケそのものの演奏は頑張っていて、間奏曲でのフルートなどソロパートも無難にこなしていました。 休憩後いよいよ「オルガン」です。パイプオルガンの音色はいいなあ。オケの演奏そのものは、アマチュアとしてのあらが、特に緩徐部(第1部後半など)で目立ってしまいましましたが、曲としての魅力は味わうことができた。 アンコールのベルリオーズはいい演奏でした。総じて、デュカスとベルリオーズのできが一番良かったように思います。 プロと比較するのは酷な話ですが、低弦の厚みがもう少し欲しかったかなと思います。しかし学生オケということを考えますと大したものだと思います。 12月9日の第37回定期演奏会は、ヴェルディの「ナブッコ」序曲、ベートーベン「運命」、レスピーギ「ローマの松」だそうです。期待したいです。 |