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今年は、新年早々に悲しい出来事があり、年末にも不幸があって、振り返れば散々な1年だったのですが、たくさんのコンサートを聴くことができました。
毎年のことながら、チケットを買っていながら行けなくなった公演がありましたが、今年は新年最初の「神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ニューイヤーコンサート2025」から11月の「イリーナ・メジューエワ
ピアノリサイタル」まで、全部で5公演ありました。行った方からの情報によりますと、いずれも素晴らしい演奏だったとのことであり、聴けなくて残念でした。
今年は久しぶりに県外遠征をして、群馬交響楽団第606回定期演奏会、東京交響楽団第736回定期演奏会、群馬交響楽団80周年記念特別演奏会を聴き、いずれも素晴らしい演奏会だったのですが、この県外の分は除いて、新潟県内で開催された記憶に残った演奏会を開催順に10公演選びました。
例年通り、「新潟市ジュニアオーケストラ教室第44回演奏会」は、私の思い入れが強く殿堂入りですので除外しました。
1月26日(日)14:00 長岡リリックホール コンサートホール
大瀧拓哉ピアノ・リサイタル
響きの良いホールと、入念に調律されたスタインウェイ、大瀧さんという俊英の手により、ダイナミックで煌びやかなサウンドが引き出されました。
前半も後半も、アンコールも、すべてが極上の音楽であり、特に後半のジェフスキは、圧巻のプログラムでした。
3月2日(日)16:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ新潟公演
ソリストや首席クラスの若き俊英たちがずらりと並ぶ小型で機動性に優れたオケを、反田さんが自由自在に操り、パワー溢れる音楽を創り出していました。
反田さんは、やりすぎと思えるくらいに、グイグイとオケをドライブし、それに見事に反応して乱れることなく抜群のアンサンブルで躍動感溢れる音楽を具現化するオケの素晴らしさに圧倒されました。
6月28日(土)14:30 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
新潟A・フィルハーモニック第4回定期演奏会
全国で活躍している音楽家が新潟の地に集まり、地元で活躍している演奏家とともにオケを結成し、国内のトップオケにも引けをとらない全国的にみても高水準の演奏を聴かせてくれました。実力者揃いの弦楽アンサンブルの素晴らしさは言うまでもなく、管楽器奏者の凄さにも圧倒されました。
8月10日(日)14:00 新潟市北区文化会館
實川 風 ピアノリサイタル
透明感と輝きのある美しいピアノで魅了し、自作曲も聴き応えあるものであり、作曲者としての才能の豊かさも感じ取られました。聴衆の心を鷲掴みにして、盛大な拍手を沸き起こし、ブラボーの声やスタンディングオベーションを引き起こしました。
8月24日(日)17:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
東京交響楽団第142回新潟定期演奏会
今回の東響は、管も弦も打楽器も素晴らしく、新潟定期演奏会の142回の歴史の中でも屈指の名演でした。管楽器は各パートとも完璧であり、大編成のオーケストラから生み出される大音響は、生演奏ならではの醍醐味を味わわせてくれました。
9月21日(日)14:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
新潟メモリアルオーケストラ第34回定期演奏会
マーラー交響曲第7番という複雑怪奇な曲を、緊張感を失うことなく鮮やかに演奏し、曲の楽しみを知らしめてくれました。新潟のアマオケにより、これほどの演奏を聴けるなんて驚異的であり、賞賛すべき演奏だったと思います。
10月5日(日)13:30 柏崎市文化会館 大ホール
新潟県民オペラ「トゥーランドット」
各独唱者の歌声の素晴らしさは期待通りでしたが、オケと合唱の素晴らしさには驚嘆し、大きな感動をいただきました。新潟のオケ、新潟の合唱団が、これほどの演奏をしてくれるとは思いもよらず、期待の何倍もの感動をいただきました。
11月2日(日)15:00 長岡リリックホール コンサートホール
マルチン・ガルシア・ガルシア ピアノ・リサイタル
型にはまることなく自由に揺れ動く変幻自在なピアノ。最高にチューニングされたピアノとともに、色彩感にあふれる生き生きとした音楽を聴かせてくれました。
この素晴らしいピアニストの演奏を、大ホールではなく、リリックホールという響きの良い濃密な空間で聴けたことは幸せであり、長岡遠征した甲斐のある素晴らしいリサイタルでした。
11月8日(土)17:00 柏崎市文化会館 大ホール
クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル
強弱・緩急を大きく取った堂々とした演奏は、まさに巨匠の風格であり、チューニングされたピアノの音は、響きの良いホールの音響と相まって、クリアでありながら豊潤であり、うっとりと聴き入りました。決して期待を裏切らないツィメルマンの素晴らしさと、アルフォーレというホールの素晴らしさを再確認しました。
11月23日(日)14:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
新潟交響楽団第115回定期演奏会
マーラーの交響曲第5番を演奏しましたが、聴かせどころのトランペットもホルンも素晴らしく、アダージェットでの極上の弦楽アンサンブルにも魅了されました。圧倒的な演奏に胸が高鳴り、ホールに興奮をもたらし、ブラボーと割れんばかりの拍手が沸き上がりました。
この中から私が選んだベスト1は、「東京交響楽団第142回新潟定期演奏会」です。今回がアジアデビューとなったアダム・ヒコックスの素晴らしい指揮に出会えたことは、幸せに思いました。また前半のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番で共演した谷
昂登さんの素晴らしさも特筆すべきでしょう。
次点は、アマチュアながら難曲に挑戦して、素晴らしい演奏を聴かせてくれた「新潟メモリアルオーケストラ第34回定期演奏会」です。
また、ベスト10には入れませんでしたが、今年最後のコンサートとなった「第24回新潟第九コンサート2025」のアンコールで演奏された「フィンランディア」の素晴らしさも付け加えておきたいと思います。この演奏で明日を生きていく希望をいただいたように思います。
以上、マイベスト10を紹介しました。皆様方はどんなコンサートに出会われましたでしょうか。そして皆様方のベスト1は何だったでしょうか。
今年も1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。来年も素晴らしい音楽に出会うことができますように・・。
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