- 出版地:
- 出版者:
- 出版年: 明40
- ページ数: 18p
- 大きさ:
- 一般注記: 海軍大学校
- NDC分類番号:
- 全国書誌番号:
- 請求記号:
(1.07MB)
「兵語界説の完全テキスト版」を作成しました。
金森コメント:
『海軍砲術学校』管理人の「桜と錨」様より、明治40年に海軍大学校が出版した『兵語界説』(第4版)をPDFファイルでご提供いただきました。
感謝の気持ちを込め、ここに公開致します。
ひとつひとつを詳細に見てはいないのですが、英語の表記があまり変化していないことに少々驚きました。日本語が変わりすぎなのかもしれません。
とくに付記の記述が興味深く、例えば私自身は「sea power」の訳語について混乱していましたので、当時は「海上武力」と訳していたことがわかり、なんとなく納得する点がありました。
『兵語界説』においては、「海上権力」は誤訳だと指摘されているのですが、その訳語をいま海自で使用していることに歴史の変遷を感じています。
「logistic」についても「戦務」あるいは「後方戦務」とするとあるので、いまの「後方」もあながち「言い替え」であると言えないことにも驚かされました。歴史的な経緯をふまえて訳されているようであり、先人の努力に感得しているところです。
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