モルジブと竹富
    English 更新日:2004/06/20

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特集 モルジブと竹富島の旅
ビヤドウのビーチ

富島あるいはモルジブのどちらかにいかれたことがあるでしょうか?なかなか両方行かれた方は少ないのではないでしょうか?そこで今回は、両島の魅力を、海、自然、食事、人、動物等を中心に比べてみました。別に甲乙つけるわけではありません。これから竹富島やモルジブに行かれる方々が、よりいっそう旅を楽しんでいただけるような情報をご紹介します。あわせて、モルジブでの旅に役立つ情報も満載します!!

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ロケーションと交通

竹富島へは、東京から約3時間、モルジブ(マーレ)へは約12時間ほどで到着します。エアランカ航空(スリランカ)の新型エアバスは機体が新しいことも有りとても快適な空の旅でした。機内で出たカレーもグッドでした。

コロンボ乗り換え

成田発のエアランカは、一路スリランカの首都コロンボに向かいます。コロンボ到着後、乗り継ぎカウンターでモルジブの首都マーレ行きのボーディングパスを受け取り待合室に向かいます。ガイドブックには、乗り継ぎの際自分の荷物かどうかを確認するため、荷物の指差し確認をしなければならないと書いてありましたが、行きに関してはその必要はなかったようです。(帰りは必要でした。)また、エアランカの荷物の重量制限は非常に厳しく、確か20Kgを越えると超過料金をごっそり請求されます。

マーレから各リゾートへ

荷物を受け取り、外に出ると各リゾートごとのカウンターが有ります。そこで名前の確認を行い航空券を担当者に預けます。その際、航空券の引き換え券を忘れずに受け取りましょう。帰りの航空券は、空港で再度受け取ることになります。

の脇がすぐ港になっており、各リゾート行きの船が待機しています。船は、港から近いリゾートの場合はドーニと呼ばれるボートで、遠い場合は高速ボートを使用しているようです。右の写真は、帰りの高速?ボートです。

帰りのボート


モルジブ ビャドウ

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ャドウは、一面を椰子の木に覆われとても緑が多い島です。一歩島に足を踏み入れると整備さらた歩道の脇には、高さ数十メートルもある椰子の木がにょきにょき伸びています。ときおりドスンという音が聞こえることが有ります。何にかなと目をやると、でかい椰子の実が落ちてきたものでした。常に頭上をチェックして下さい!?島は一周15分ほどで、ビーチ周辺がホテルで、島の中心部が従業員の宿舎などがあるようです。この中は立ち入り禁止になっているようですが、なんだか気になります。
ーチの広さは、竹富島と比べるとさほど広くはありませが、その代わりリーフエッジまでの距離が比較的近いので、気軽にシュノケーリングやダイビングが楽しめるメリットがあります。ビーチには、適当な間隔にビーチチェアあり、椰子の木にはハンモックが吊ってあり自由に使うことが出来ます。

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ホテル

ャドウの客室はシンプルですが快適です。バルコニーからは、椰子の木の間から南アトールの島々が見えます。やはり、こういったところは竹富島とは一味違います。ホテルの従業員はみな礼儀正しくとても親切で好感が持てます。かたことの日本語をよくしゃべって笑わしてくれます。

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食事

レストラン内

ャドウでは最初の食事の時ウエーターが案内する席を、滞在期間中使用します。着席すると部屋番号を書いた紙が置かれます。食事内容は、朝と昼がビュッフェで夜は定食3品の中から選びます。また、チップは、滞在最終日に、担当ウエーターに渡すようです。

モルジブの食事

朝食

アメリカンタイプの朝食で、卵、ベーコン、ソーセージ、サラダ、フルーツ、ジュース等が並びます。焼き立てのパンがおすすめ。

昼食

日替わりで、イタリアン、中華、日本料理も出ます。昼食がバラエティに富んで一番おいしかったのではないかと思います。

夕食

3種類の定食から一品選びます。たいていは、肉、魚、カレーの三種です。
上の写真は、ある日の夕食で、メニューはカレーです。筆者はほとんどカレーを食べていました。

もろん、ビール、ワイン等も別料金でオーダーできます。


ャドウのハウスリーフの美しさは格別です。とにかくビーチから歩いて10m程のところに枝珊瑚の群落があり、小魚たちがたくさん泳いでいます。島内にパッセージ(エントリーするために作られたルート)がいくつか有り、そこからエントリーすれば難なくリーフエッジに出ることが出来ます。リーフエッジまでの距離もそれほどないのも竹富島とは異なります。 えい

の量、種類はものすごく、かめ、さめ、えい、なんでもござれで出てきます。もちろんシュノーケリングで十分堪能できます。

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今回、このページに掲載した水中写真はすべてシュノーケリングで撮影したものです。

富島もずっと昔は、ビーチのそばまで珊瑚の群落があったはずですが、いまその面影しか残っていないのが現状です。かろうじてアイヤル沖に再生しはじめた群落が存在していますが、ビーチエントリーでは距離があって初心者にはおすすめできません。

竹富島でも、リーフエッジまで出かけるとテーブル珊瑚を中心に、生き生きした珊瑚がたくさんあります。ぜひボートで出かけて見てください。

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カメ

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ナイトフィッシング

ビャドウでのは、夕涼みをかねて行くのにちょうどよい午後5時ごろ出港です。ポイントは島近くなのですぐ着きます。料金は、確か1、700円程です。餌はかつおを使用し、釣竿など使わず糸と針のみで釣ります。餌は船員が付けてくれるので、女性や初心者でも安心です。深さは、30m程のところにポイントあるようで、しばらくすると歓声とともにあちらこちらで色とりどりの魚が釣れ始まりました。

美しい夕日を眺めながらの釣りは最高です。お時間のある方は是非ご参加を!!

ナイトフィッシング

った魚はご覧の通りです。島に到着後、釣り上げた魚は何処かに運ばれてしまいました。赤い色の魚を味噌汁で食べたかったのにと思っていたのに後の祭りでした。

竹富島とモルジブなんでも比較表

  竹富島 ビャドウ(モルジブ)
場所 南シナ海 インド洋
交通 東京から石垣島まで約3時間 エアランカで成田から、コロンボ経由マレまで約12時間。

シンガポール航空で成田から、シンガポール経由で約12時間。

トータルコスト(7泊8日) 9万円から約12万円。使用する切符により異なります。 約15万円
石垣島から10分。冷房付き。運賃570円。 マーレから、高速船で約1時間。冷房無し。通常、マレーに夜10時頃到着し、11時頃発の船で、ビャドウ到着は午前零時ごろ。とにかく暑い。到着後、生ぬるい椰子の実ジュースで歓迎を受けチェクイン。
外周 9.2Km。一周道路は無いが、あるとすれば徒歩約2時間。 徒歩で一周15分
人口 250人 従業員が100人はいるのでは?
言語 日本語。 ありがとう=シュクリーヤ、ミルクティー=フィルサイ。憶えておくといいかも。
以前は天水、現在は石垣島から引いている。水道水を飲めます。 普段は、一本300円程のミネラルウオーターを飲みます。
お土産屋 3軒ほど有り。オリジナルのTシャツを売っているのは、ちろりん村だけ。 一軒のみ。日用雑貨も売っているが高い。Tシャツの種類が豊富。空港は高いのでここで買うことをお勧めします。
バー(居酒屋) 3軒ほど有り 一軒有り
名物 赤瓦の民家と海
  竹富島 ビャドウ
部屋 ツイン又はダブルルーム
シャワー 温水真水 温水真水(松下電器製の電気温水器が各部屋についています)
クーラー コインクーラー 有り(料金は宿代に含む)
食事 昼食は、3軒ほどある食堂で。 朝と昼はビュッフェ形式。夜は、3種類の定食から一品を選ぶ。
チップ 必要無し 必要あり、荷物を持ってもらったら1ドル程度。レストランでのチップは、最終日にまとめて払うとのこと。
電源 100V 240V(自家発電)
テレビ 無し(食堂に有り) 無し(ロビーに有り)
電話 無し 有り(国際電話可)
冷蔵庫 無し 有り
石鹸 有り 有り
シャンプー 無し 無し
トイレ 水洗 水洗
  竹富島 ビャドウ
ビーチの透明度 良好 良好
さんご ビーチの近くはほぼ全滅。 ビーチ際から全部生きています。
ハウスリーフでのシュノーケリング リーフエッジまで、かなり遠いのでボートシュノーケリングがおすすめ。 リーフエッジに近いため、とにかく簡単にエントリー出来る。
シュノーケリングで見ることが出来る魚の量 比較的小型が多い サイズが大きい魚や大群を比較的簡単に見られる。
ビーチ 広大 そんなに大きくはないが、木陰があってすごしやすい。
貝殻拾い たくさんある あまりない
やどかり 無数にいる ほとんどいない
ヤシガニ かなり生息している 多分いない
トカゲ 小型がたくさんいる でかいのがいる
ハブ いる 多分いない
魚釣り 東桟橋、西桟橋、コンドイ浜。 リゾートの釣り舟に参加すれば可、桟橋からの釣りは原則的にできない。また、餌付けもしてはいけないといわれた。
ダイビングショップ 無し 有り、日本人スタッフがいる。
夕日 最高 最高

編集後記

竹富島もモルジブも各々個性があり、島好きの人たちには、たまらない魅力を持った島々であることは確かである。海だけを単純に比較してしまえは、ビーチからエントリーしても十分楽しめるのがモルジブ ビャドウであり、それと同等のクオリティの所へ行こうとしたら、竹富島ではボートで沖合いまで出なければならないのが現実である。竹富島にも、ビーチエントリーで十分楽しめたシュノーケリングポイントが存在していたのだから、今後の復活を望みたいものである。しかし、島内の道路整備等に代表される自然破壊が年々進んでいるのが現状である。珊瑚の復活に悪影響を及ぼすのではないかと危惧するのは私だけであろうか?もちろん、私たち観光客も竹富島の海を守るために、ごみの収集などの最低限のマナーを守っていかなければならない。皆様のご協力をお願いしたい。 モルジブの有利な点ばかりのべたが、竹富には人々の生活があり、アンガマ(盆踊り)や種取り祭に代表される多くの祭りがある。モルジブでは、一般的に一つの島に一つのリゾートしかなく、ホテルの従業員を除けば一般の人々にあうことはできない。そこに、旅の一つのファクターを失ってしまっているような気がする。その外にも竹富島には、ハブ、ヤシガニ、コウモリ等が生息する豊かなジャングルがある。これらはモルジブには無い楽しみの一つである。

さて、あなたならどちらの島にいかれますか?

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By,yosshi 1996/9/11

ご訪問ありがとうございました。

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