デジカメMovie(動画)について

 動画というとビデオカメラで撮るものと思いがちですが、最近は、30秒程度のビデオクリップが撮れるデジカメも増えてきました。デジタル動画は、静止画像と異なり、まだ標準というものが定まっていません。毎秒数十コマの静止画像と音声がつくので、DVD形式のビデオなどは、2時間で4GB(4000MB)にもなります。デジカメで撮る動画は、カメラによって拡張子movのものやaviの形式になります。動画ファイルは、30秒でも3MBから7MBくらいのものになってしまいます。このままでは、インターネットやメールで楽しむことはできません。

ここでも、圧縮形式が必要になります。非圧縮形式のmov(QickTime形式)やavi形式に対し、圧縮形式のra(リアルオーディオ)やwmv形式など、動画には様々な方式があり、画面の大きさやコマ数などの品質も何段階かあります。

非圧縮形式(200KB/秒くらい)
→mov拡張子のQuickTimeムーヴィー  →avi拡張子のwindows標準ヴィデオ形式

ストリーミング対応・圧縮形式(10KB/秒〜)
→リアルオーディオ形式のムーヴィー  →最新のWindowsメディア形式

 動画メディアでは後れを取っていたwindowsですが、wmv(ウインドウズ・メディア・ヴィデオ)形式が、ほぼ標準になりつつあります。ここでは、デジカメで撮ったmovやavi形式の動画を、wmv形式に圧縮したものを紹介します。これらの圧縮形式は、ストリーミングといってファイルをダウンロードしながら再生できます。ここでは、ファイルを直接ダウンロードできるようになっているので、ストリーミング再生がうまくいかないときは、右クリックして、ファイルとして保存を選んで下さい。ISDNなどの環境からも再生できるように、画質を落として圧縮してあります。

動画(ビデオクリップ)の編集

 ヴィデオクリップの変換や編集には、特別なソフトが必要です。WindowsMe以降では、動画編集ソフトが標準で入っていますが(ムービーメーカー)、もともとMacの標準であったmov(QuickTime形式)のクリップは編集できません。若干使いにくいのですが、UleadのVideoStudio6を購入しました。IBMからも、ウェブビデオスタジオというソフトが出されています。画像処理と同じく、専用のソフトは必要になります。

QuickTime形式も、ra(RealAudio)形式も、見るだけならフリーのソフトが公開されています。しかし、Windowsとインターネットエクスプローラー(IE)を使うなら、aviとwmv形式は標準でサポートされています。しかし、これも古いWindowsでは、DirectShowやDirectXなどをインストールする必要があります。

 アフレコ(後から音を入れる)や、タイトルシーンなども作れますが、ビデオクリップはインターネットやメールで送るためのものなので、極力ファイルサイズを圧縮する必要があります。DVDに書き込んで、映画を作ったりするには、かなり高性能のパソコンが必要です。10分のビデオを編集するには、ハードディスクに数GBの空きが必要です。1時間の映画を編集するには、パソコンではまだ無理です(少なくとも2・3年は・・)。しかし、この世界の進歩は速いので、もっと早くそんな時代が来るかも知れません。

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