今年度の実践事例(代表児童による発表) その3

「こまちトマトを育てよう」の取り組み

熊本市立川上小学校 5年1組 ひとみ 


 このページは、児童の発表原稿をもとに再構成したものです。発表当日は、以下のホームページのうち、関連の深い部分をプロジェクターで画面に投影しながら、発表を行いました。

こまちトマトを育てよう(川上小5年1組)


 私たちは、1学期の勉強で、畑作のことを学びました。

 その中で、上村先生のパソコン通信仲間の鶴山さんという方が農業をされていますので、そのことを電子メールのやりとりで鶴山さんに知らせたら、トマトのタネと土を送って下さいました。さっそく、そのタネをはちに植えました。これが、植える前のトマトのタネです。

 植えてから、5日たちました。芽が出てきました。小さくて、かわいい芽です。何日かたち、本葉が出てだんだん大きくなりました。いっしょに植えた「アールスメロン」に比べて、成長がおそいので、少し心配になってきました。

 夏は暖かいので、成長が早くなってきました。花もさいたし、もうすぐ小さい実ができます。花びらがかれて、実ができました。実は、ぐんぐん大きくなってきました。草たけも高くなってきたし、まだあちこちに花がさいているのもあります。

 運動会がある時期には、雨の日が何日か続いたので、せっかくなった実が裏からくさってきました。残念ですが、この実は花だんの肥料にしました。

 この時期になってくると、草たけがずいぶん高くなってきましたので、これ以上高くならないように、成長点をつみとりました。水のやり方が悪かったので、実に大きな割れ目がしまいました。これを「裂果(れっか)」と言います。

 苦労してやっと赤い実が4個なりました。真っ赤で、おいしそうです。そのトマトを、給食の時に食べました。苦労して作ったので、スーパーで売っているのよりおいしかったです。しかも無農薬です。

 先生が、鶴山さんの家に行って、味の評価をしてもらいました。その時の様子をビデオにとって、私たちに見せてくれました。

 おいしいトマトの見分け方は、トマトを水の中に入れ、沈んだ方がいいトマトだそうです。とてもおもしろい見分け方で、すごいと思いました。

 1年間、私たちはパソコン通信を使ってこんなに楽しい体験ができ、とても幸せ者です。これからは、もしかしたら一人一台という時代が来るかも知れません。そういう時でも、パソコンをいい事に役立てていきたいと思います。


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