このページは、児童の発表原稿をもとに再構成したものです。発表当日は、以下のホームページのうち、関連の深い部分をプロジェクターで画面に投影しながら、発表を行いました。
私たちのクラス(5年1組)では、社会科で「畑作」の勉強をするのをきっかっけに、この校区の特産品でもある「スイカ」について、わたしのお父さんに協力してもらいながら、くわしく調べました。
まずはじめに、パソコン通信で、熊本県内と県外とで、スイカについてのアンケートをとってみました。そのことから、「日本中の子どもが、スイカが好きだ」ということが分かりました。
次に、「スイカが育っているところを見たことがありますか?」という質問で、川上小では少ないと思っていた「ない」という人が、他の学校の2倍以上もいました。
さらに、「どうやってふやしますか?」という質問で、何と川上小では、「球根を植える」という人が10%もいました。
それから、「熊本県のスイカ生産高は、47都道府県のうち多い方から何番目でしょう?」という質問で、川上小では平均14.9位で、中には46位という人もいたので、とてもびっくりしました。
そのあと、スイカが育つ様子をビデオにとり、ホームページにまとめました。その中でも特に心に残った場面は、スイカの苗のひみつと、スイカの花のことと、「着果ぼう」と「摘果」のことです。
最初に、スイカの苗のことです。スイカのタネをまくと芽は出ますが、そのままではうまく育ちません。連作しょうがいが出るからです。だから、かんぴょうやカボチャの苗に接ぎ木して苗床で育て、それをビニールハウスに植えます。
次に、スイカの花のことです。植えてから30日くらいすると花がさき、め花のつけねには、小さいしまもようのスイカの赤ちゃんがついています。この花を交配させるには、ミツバチを使います。でも、冬場の寒い時期にはミツバチが飛び回らないため、人の手でやらなければなりません。
最後に、「着果ぼう」と「摘果」のことです。「着果ぼう」というのは、着果した実のすぐ横に一日おきに色をかえたぼうを立てて、これを取り入れの基準にします。この時、なりすぎた実は、1本の苗に1つだけならせるようにつみとります。これを、「摘果」と言います。
そして、このホームページを見た人たちから、たくさんのお手紙(電子メール)をいただきました。その中でも特に心に残ったのは、アメリカからのものです。それによると、アメリカのスイカは細長いそうです。私は、これを読んでとてもびっくりしました。世界には、いろんなスイカがあるんだなあ、と思いました。
このように、パソコン通信を使ってアンケートをとったりして、コンピュータをあつかう機会が増え、私たちはとても幸せ者です。これからもコンピュータを、いろんな勉強に生かしていきたいと思いました。