うんぎりするような長雨もようやく目処が付きそうですが、暑くなればなったでうんざりするような毎日が待ってることでしよう。人間には辛い酷薯も、植物しかもメロンにとってはこの上ない天の恵みですから、人の手でサポートしてやればきっと応えてくれることだと希望的観測をもってメロンの種子を送ります。(^_^)
種に被せる土は種の厚みの2〜3倍程度。たっぷりと水やり。播種から5日で芽が出ます。それから15〜18日過ぎには定植できます。
定植する場所の問題ですが、メールでも書きましたとおり雨は大敵です。雨に打たれるとは空気中の病原菌を洗い流してメロンに接種するのと同じ事ですから、一週間ほどで下葉に黄斑が出て数日で株全体が褐色に枯れ上がる「べと病」にかかります。
定植する場合は、同封の粒剤(殺虫剤)を一株当たり2グラム程度(指先でひとつまみ)植える方の土に混ぜておくと、アブラムシでしたら約1ヶ月は大丈夫です。
定植後は天候にもよりますが4〜5日は灌水を怠らないこと。できるだけ午前中に。それ以後は、メロンが小さいうちは水も少なくて済みます。萎れない程度にやってください。大きくなったらそれに見合った水分が必要です。
順調に行けば10日もすると20センチ程に伸びますので、脇芽(側枝)を摘んで主の蔓だけを延ばし倒れないように支柱に結ぶか、上から垂らした紐などにクルクル巻きながら誘引します。トマトと同じ要領です.脇芽は少なくとも10節まで摘み取り、それ以降(13節前後)に実を成らす為の結果枝(脇芽)を2〜3本残してくだきい。そして実から上に10枚前後の葉っぱが必要になりますので、高さとしては1.6〜1.8メートルぐらいになります(畦もしくは鉢も含んだ高さ)。うまく行けばここまでで定植から25日目辺りです。
トマトも難しいようですがメロンの場合、交配して実が成る段階までいけたら大したものです。期待してますので様子を随時お知らせください。その都度対応していきたいと思います。それでは頑張って!!(^_^)/
’96.7.12
田山 裕明
最終更新日 : 平成8年11月10日