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〜 雑想の種 〜
<モノブラシ>
(更新日時1999年5月21日)
コンセプト説明
 ブラシだけのツールです。しかもおっとりさん(また変なものを)。
いや、ピュアーペイントの派生と言いますか、まずブラシ描画そのものの考え方を
いま一度考えてみました。


コントロール
 コントロール・・・調整。
多くのツールには描画濃度とかのパラメータがあります。あるいは透明度とか。
これをやめてしまおうと思います。
代わりに吐出量と言うのでコントロールします。
とりあえず実際のエアブラシをイメージしておいてください。
濃度は・・・もし濃度と言う表現をすれば最初から全開になります。
描画を開始すると同時に選択色で全画面塗りつぶします。
が、それはまだ画面には表示しません。同時に100%透明にしています。
その後に透明度を下げていく事で描画され(ているように見え)ます。
この透明度を下げる速度を決めるのが吐出量になります。
これは255/分と言うように時間により決められた速さで変化します。
筆圧にもリピートにも一切かかわらず定量。速いマシンも遅いマシンも一定。
これによりユーザーは常に結果を予測しコントロール出来るようになります。
ただしサイズにより上限は決まって来ると思います。
もしも処理が追いつかないくらいバカデカいサイズの時は吐出量自体が低下
する・・と認識してください。
これも、同じです。あらかじめ確実に処理出来る速度を提示してやれば良い。
吐出量とはすなわち最大描画速度と思ってください。
吐出量を上げればブラシサイズの上限は下がり、逆にブラシサイズを大きくする
と吐出量は上げられなくなる。
ユーザーはその範囲内で調整出来るわけです。
内部での処理のパターン化と簡略化。そしてマージンの確保。
えーと・・・そう、これは実はコントロールの権利を得ているのはツール側にある
んですね。ツールから見ればそれにユーザーが合わせてくれる。
例えば意図的な見かけ上の遅延。
エアブラシの場合、描き始めにはむしろちょっと遅れてくれた方が描きやすい
と思いますので、どちらにとっても好都合です。
ハードの処理能力に依存するのではなく、その能力内で余裕をもった処理を常
に安定して提供する。
50MHzでも500MHzでも操作感は変わらない。ただその上限が変化するだけ。
全てではありませんが、こういう概念も有用かと考えました。
必ずしも高速に描画するだけがベストではないのかも・・・と。

ブラシパターン
 基本的にはビットマップではない方が良いでしょう。
中心からの濃度調整のパラメータを用意。
簡易テクスチャ用には別チャンネルを付加しても良いですね。

アンドゥ
 これは、わかりやすいですね。
1回なら単に透明度100%に戻すだけ。もどし筆も可能だと思います。

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