寝言は寝て云え。
機密情報を扱うシステム担当を新入社員に任せる会社があります。
そういう会社のシステムだから情報が共有されない。 情報を電子媒体にせず紙に残す。
メールに書かない。 どうしても電子データを扱う必要がある時は、オフラインのパソコンに記録する。
オフラインのパソコンは、会社のネットワークに接続しない。 システム担当者が近づくと厳しく叱る。
信用がない。 信用できないから使わない。 使わないから要らない。
加えて、システムのセキュリティ対策が高いので使い勝手が悪い。 結果、このシステムは無駄となる。
そんなシステムをオタクが管理する。 オタクだから世情に疎い。 疎いから逆に信用できる。 馬鹿と鋏は使いよう。
「俺様、頭ちょ〜いい」
そう考える会社がある。 信用を失ったからシステム担当者が逃げる。
システム担当者が嘘と強弁で自分勝手な論理を振りかざした。
景気がよい時代に好き勝手なシステムを導入して、好き勝手に遊んで、好き勝手なルールを作って、好き勝手な雇用契約を結んだ。
自分の好きな日に、週2〜3回だけ出勤する契約だと主張した。
そいつの代わりに入った人間も、やっぱり自分勝手な主張、ルール、システム権限の乱用を行った。
他人のメールを覗き見て、機種依存文字を使うのは駄目なので使わないように啓蒙しなくちゃ、とか言ったとか。
自分は働かず、上長に仕事を押しつけて、私はそういう契約なのです、と宣ったそうな。
結局、そいつも逃げていった。 新卒採用、経験0、モラルなし、オタク。
ガキが危険なおもちゃを手に入れて喜び、与えた管理者カードを手放そうとしない。 仕事もしない。自分で考える努力、調べる努力、不明点をヒアリングする行動、自力で解決する意思がない。 でも自己弁護だけは一人前。
「教えてくれないから、わからない」
「説明してくれないから、わからない」
「あの人は、説明してくれないから、相性が悪い」
お前が質問できない、お前にヒアリングする能力が足りないと思い至らない。
詳しく、具体的に、加えて毎度答えを説明したのが誤りだった。
今後は、考える努力を促す方向へ誘導していこう。
オタクは物欲の塊。 機密情報を三億円で売ってください、と言われれば、確実に売り払う。 何の躊躇もなく、ね。