高い。そして損失補填なし。美味い商売


 有価証券取引の投資顧問業。 手数料商売だから美味しそう。
 胴元の次は、自己の財布を傷めずに、人の財布で博奕する商売が発生する。
 ワインを注ぐ革袋が変わるだけで、全く中身は変わらない。

 証券を銀行窓口で販売できるようになった現在、最も美味しいのは窓口だろう。

 窓口で投資商品を販売する。 アドバイスをおまけに付けて販売手数料を徴収する。
 次は、現在、恐ろしく低い利率の与信(貸付)を元本とした金融商品の販売かな。
 過去のバブルと違い、ターゲットは富裕層(経営者)から一般層(労働者)となる。

 流行のFXは、元々が日本の貸付利率と海外の高い利息差を利用した金融商品だという。
 現在、日本の円が高騰傾向にあるから手を出すと痛い目に遭いそうだ。
 円の高騰、つまり円を買う動き(円需要)が強い。  今、与信で得た資金で海外の金融商品を買うと素敵♪
 という事なんだろうが、さて、どうなのだろうか。

 今の円高騰は、実体から離れていると感じる。 何故、円、日本なのか…?

 米ドルが安い理由も分からない。 一つは、サブプライム破綻が起因なのかもしれない。

 外国為替レートは、輸出入量を要因にして反応するのが実体に近いはずである。
 そんなに日本は、輸入より≪輸出が活発≫なのか? そんなに何を何処に売っているンだ?
 FXが活発化すると、円が売られて外国為替が買われる。 決済段階で円が買われる。

 円高騰の理由がない。 日本国内生産のパテント製品を求めて、海外産業が買っているとでも言うのだろうか?

 円を買うということは、外国から資金が流れ込んでいる事を意味する。

 国内市場の景気が悪いのに、円だけが買われ続けているというのだから、単純に円で資本をキープしたいという事。
 その需要が強いという事なのだろうか。 こんな状況なのに海外は、日本の産業は成長する傾向があるとでも言うのだろうか?

 多分、違うな。 単に「海外の産業に比べて、日本の産業は倒れにくい」と思われている。
 銀行口座。 大企業の株、それも日経225に属する株や周辺社債。 この辺りで資本を維持すれば目減りが少ない。

 恐らく、そういう事なんだろう。

 ただ、この予測が正しいなら日本は相当、危険な立場にあるんじゃないのか?

 ここで日本が物理的な攻撃を受けたり、酷い失策、産業への壊滅的なダメージを受けると、世界中を恐慌に陥れる。

 軍事力トップの米ドルが高いなら安心できるけど、どうなんだ?

 日本の円を眺めていると、色々分かりそうだ。

 ある日、日本円が突如売られ始めて連続したら、それは日本が具体的な危険に直面している。

 と、考えて良さそう、かも♪

 取り敢えず、世界の資本家が求めているのは「安定性」と「安全性」。
 一応、比較的に良さげと思われている、のだろう…。 (本当かいな)
 そして、FXを始めるならば、円安傾向になってからが良い。


最終更新日:2009/10/06