書籍整列に新しい次元の軸が欲しぃ


 抽象的に言えば≪時間軸≫、或いは≪経験軸≫という目安を入れて並べて欲しいなーって話です。

 書店や書店サイトに入ります。 カテゴリ、ジャンルなどインデックスが並んでますよね。
 ある犯罪心理学を研究したいなら、社会学や心理学などをキーワードにタイトルを全件走査すると思います。
 ぉ。 それっぽいタイトルがあった。 手に取る。 帯を見る。 関心がある煽りが書かれている。 目次を読む。 ぉぉ!?
 という流れを(私の場合は)経ます。

 啓蒙本の場合は、本の末尾や目次から結論とおぼしき箇所を読めば、大凡の内容が掴める。
 それ以外は、目次や概要を読むと何を伝えようとしているのか?が掴めると思います。
 このパタンに沿わない本は、概ね読破しても意味不明な事が多いです。

 只、最近、このパタンに沿ってるけど、自分が欲しい事柄には触れてないケースがあります。

 簡単な話。 浅いか深いかの違いですね。 最近は、ハウツー本や入門書、雑学、空想を展開している本が多い。
 すなわち商業からの要請が強い。 商業的にコストパフォーマンスが高い本を出そうとするからかなーと憶測する訳です。
 対象読者を入門者と設定した場合、専門家と設定した場合、前者の方が漠然と考えても多い(と感じる)からでしょう。
 分野の裾野を掘り起こす(=入門、門戸(もんこ)を広げる)だけでなく、応接間を開拓すると売れる本が作れると思うんですがねぇ。
 その後は、書斎や研究室、助手接待室、准教授軟禁部屋をターゲットする事になるけど、恐ろしく高価な本になりそうだ。

 科学的方法とは、古典的に「仮定、実証、総合(再構成、整理)」てな事を言うそうです。
 少し調べた感じだと、最近では「調査、予備実験、公表」てのも要素に含まれる様子です。  この辺りは「総合」が疎かになっているしわ寄せと感じますがね。
 実証して発表した時点で果実が実るからで、整理した実績が金銭に交換できない現実を示している。

 翻せば、ここが薄い訳で「出版物マップ」入門者、次のステップ、中級者、上級者、その筋の専門研究者、お前に読ませる本はない(知りたきゃ専門研究者に直接どうぞ)という様な整理結果が売れる気がする、という話です。
 過去に自分が読み上げてきた本を分類、整理して並べてみると自己を客観評価する目安にもなりそうですね。
 私の場合だと、どの分野も入門から中級辺りで止まってる気がします。

  …。 つまり俺は本で情報を得ようとするアプローチが間違っているのかな…?

 やはり文章にすると色々分かりますね。 理解は整理である、と何かの本で読んだ事を想起、実感しました。


最終更新日:2009/09/15