理由は簡単。 単純明快。 何故なら無料だから。
例えば、あるAPIが予測と違う動作をしたとする。
このパラメータを渡したら、画面にコントロールが表示される筈がエラーを返却してきた。
このコントロールが正常に動作するサンプルプログラムが公開されてないかな?と、ウェブを検索する。
公開されていたらラッキーだが無い場合はどうだろうか? 見つかるまで検索を続けるが、一向に見つからない。
検索条件が上手くない? 検索機能が貧弱過ぎる?
もっと用語を明確に定義、統一してキーワードで探しやすくなるようにコンテンツに共通規約を定めるべき?
啓蒙活動や政治運動を行って、そうなるように努力するべきだ?
この辺りで思考がループ、停滞している貴方は、残念ながら馬鹿です。 阿呆です。 かく言う私がそうでした。
当たり前の如く、情報には価値があります。 何の利益があって自身が時間を費やして導きだした結論を無料配布するでしょうか?
加えて一つのページを書くにも労力が掛かります。
様々な問題を試行錯誤して解決した答え、労力を費やして導いた研究結果は、有益な情報です。
商品価値がある情報という事になります。 商品である以上、取引相手が見つかれば金銭に交換できます。
つまり、ウェブで有益な情報が手に入るなど有り得ないという訳です。 但し、有益な情報を持っている事を知る事は可能でしょう。
ウェブの完成形は、人間宣伝ツールなのだと思います。
今後、ブログとかでも「僕ちゃん、こういう事をやった経験があります。 教えて欲しければ連絡してね。(有料で教えてあげるよ。)」
という形になっていくのでしょう。 いや分かっている人間は、既にそう認識して利用しているのだと思います。
これはウェブだけに言える事じゃなく、書籍についても同じです。 立ち読みや古書取引で窃盗される情報媒体に敢えて有益な情報を書く訳が無い。
ウェブや書籍に出回る情報は、陳腐化して価値が薄くなった情報なのでしょう。 加えて、それでも売れそうな物だけが書籍となる。
ウェブに出回る情報というのは、宣伝用の餌か情報の価値を認識できてない馬鹿が書いた情報なのだと思います。
悪い方向に進めば、検索サイトが自然人、法人紹介サイトになっていくんじゃないかな。 宣伝ツールで進化を止めるだろうけど。
最終更新日:2009/09/12