ふと、机の隅に積み上げられた単行本の山が目に入る。
その頂上には、掲題の名前を付けられた単行本が鎮座していた。
「…。 理性と欲望が一致していないな。 阿呆だ、俺は」
目次に目を通す。 10作の短編が様々な作家と共に列挙されている。
題名に目を通す。 どれもこれも食指が動かない。 てか、いつ買ったんだ、これ。
目次に書かれた作家の名前の中に知っている名前が一つだけあった。
―――横山秀夫
作品名は、知らない名前だった。 暇なときに読んでみるか。
取り敢えず、今は読む気が起きない。
最終更新日:2009/10/08