漫画から存在を知った作品です。
無責任ページなので、ぶっちゃけた感想を書きます。
漫画の方が面白かった。 だが、漫画の結末は詰まらなかった。
原作も読了した。 原作は、期待はずれだった。
何が言いたいか。
漫画では、言葉が持つ威力を示している。
あるシチュエーションにおいて、特定の言葉を発すると雰囲気を破壊する。 それだけの力が言葉にはある。
そういう事を言っていた。 少なくとも私は、そう感じました。
漫画というのは、ページ数や作成した労力の割に表現できる容量が少ない。 言い方を換えれば、通信帯域が狭い。
画像通信と同じだなーと。
何かを伝える時に文字で伝搬される情報量と、画像で伝搬される情報量では、前者の方が情報量だけを捉えれば遙かに多い。
但し、情報の質で捉えた場合、文字で表現した情報より画像の方が伝達効率(欠損)が少ない事がある。
で、この作品でも、ページ数の制約で原作から割愛された場面があるはずだ!と思って原作を読んだわけです。
漫画は、連載途中から読みました。 なので最初の頃を知りません。 原作だと最初の頃に漫画では見た覚えのないシーンがありました。
こういうシーンを求めて原作を読了しました。 ですが、これ以外の場面で「言葉の威力」を見せた場面は無かった気がします。
一応、大事な事なので明記しておきます。
このページは、無責任なページです。 不確かな記憶をベースに書いています。
ですので、読み落としていたり、印象に残っていないだけと言うことも充分に考えられます。
このページの情報を鵜呑みにして、身勝手な批判や原作者を侮辱するようなことはしないでくださいね。
本当にやりたいのなら、貴方が実際に確認し、貴方が責任を持って行って下さい。
ただまあ、原作を読了して萎えたのは、後書きです。 ガッカリしました。 虚しくなりました。 読むと分かりますよ。
変な後味を残すよりは、そうであると明記してあるので、著作に責任を持った作者であると好意的な印象を受けました。
この点(明記している事)は、裏表無く好意的に肯定します。 これは責任の取り方の一つだと思いますし。
ただねぇ、それ(その文章の意味)って表現者としてどうなの?という思いです。
娯楽作品を提供する上でのスパイスに使っているだけっていうなら、売れるなら何でもいいじゃん、楽しめればいいでしょ、金を稼いだ奴が勝ち組ですって風潮と一緒じゃないの、と。
これは、人の価値観、思想だから否定する筋合いじゃないのは承知しています。
だから、あまり書きたくないし、否定しません。 その価値観は、ありだと思います。 自分も金さえ稼げれば良いと思う。
現実、金がない人間は無力です。 現代では、金を持たない人間は赤子に等しいほど無力であると、誰かが言ってました。 その通りです。
でも、ちょっと残念でした。
最終更新日:2009/09/24