Collada Loader の利用を検討したメモ

1. 概要

　本書は、Collada Loader の利用を検討したメモになります。

　検討対象は【collada_loader_1_2】です。

2. 結論

　依存ライブラリが多すぎる。

3. 理由

　海外製のオープンソース、特にUnix文化を継承するライブラリに顕著な点です。
　あるライブラリが別のライブラリに依存する関係を持つとき、必ず同一で異なるバージョンのライブラリを必要とする。
　.net Frameworkにも言える事象で、結果的に複数バージョンのライブラリをシステムに持つ事になります。

3-1. 依存するライブラリ

　Collada Loaderは、調べた限りだと以下のライブラリに依存します。

• glew Version 1.5.0
• glut Version 3.7.6
• FCollada Free Version 3.05B
• nVidia C for Graphics (略称：CGとか）
• DevIL.dll, and ILU.dll
※　これについては、何であるかも不明で添付のドキュメントには、ファイル名しか触れられていない。

• OpenGL Version ?（不明）

　添付のソースファイルをコンパイルしましたが、ヘッダファイル不足が原因で止まりました。

4. まとめ

　検討対象に含めてはならない物でした。　コンパイル環境を作るだけで止まる対象に時間を投下したくありません。

　本当、オープンソースは、魔の領域だと感じました。

　ライブラリを探すより、COLLADA のデータフォーマット部分を解析した方が早いと考えます。

作成日：2010/11/05