Subversion(SVN)コマンドのクイックリファレンスです。
バージョン管理されるファイルとその差分は、リポジトリと呼ばれるディレクトリに保存される。
コマンドは、大きくリポジトリ管理コマンド(svnadmin)と操作コマンド(svn)のコマンドに分かれる。
リポジトリ管理コマンドは、リポジトリの作成(svnadmin create)を提供している。
操作コマンドは、リポジトリへの初期登録(import)、作業ディレクトリへの取り出し(checkout)、
リポジトリへの格納(commit)、差分表示(diff)、リポジトリへファイルを追加(add)を提供している。
一般的な利用者が使い始める場合を想定して、その作業フローに沿った流れで説明する。
以下の1から3迄を行った後は、4のみを繰り返す事になる。 5以降は、必要に応じて使用する。
表記に当たって、コマンドの引用には、以下の記号を使用する。
この記号が行頭にある場合は、コマンドプロンプト入力を示す
リポジトリ名を示す。 使用する場合は、各自の構成に合わせたディレクトリに置き換えること
プロジェクト名を示す。 プロジェクトとは、バージョン管理対象のファイル群を指し、それらを集めたディレクトリの名前とする
インポートするファイルを集めたディレクトリ名を示す。 このディレクトリの下にあるサブディレクトリも一括してインポートされる
作業ディレクトリ名を示す。 リポジトリとは別にディレクトリが必要。
チェックアウトすると、このディレクトリの下にプロジェクト名のディレクトリが作成される
リポジトリのパス名を示す。 スタンドアロンで使用する場合は、file:///${REPOSITORY_DIRECTORY}/${PROJECT_DIRECTORY}となる
1. リポジトリの作成
コマンドのみを記述する。 補足説明は、暫時更新する。
> mkdir -p ${REPOSITORY_DIRECTORY}
> svnadmin create ${REPOSITORY_DIRECTORY}
2. リポジトリへの初期登録
コマンドのみを記述する。 補足説明は、暫時更新する。
> cd ${IMPORT_DIRECTORY}※ ${IMPORT_COMMENT}は、任意の文字列を指定する。 日本語は避けた方が望ましい。
> svn import ${REPOSITORY_URL} -m "${IMPORT_COMMENT}"
3. 作業ディレクトリへの取り出し
コマンドのみを記述する。 補足説明は、暫時更新する。
> cd ${WORK_DIRECTORY}
> svn checkout ${REPOSITORY_URL} ${PROJECT_DIRECTORY}
4. リポジトリへの格納
コマンドのみを記述する。 補足説明は、暫時更新する。
> cd ${WORK_DIRECTORY}\${PROJECT_DIRECTORY}※ ${COMMIT_COMMENT}は、任意の文字列を指定する。 日本語は避けた方が望ましい。
> svn commit -m "${COMMIT_COMMENT}"
5. 変更差分の表示
コマンドのみを記述する。 補足説明は、暫時更新する。
> cd ${WORK_DIRECTORY}\${PROJECT_DIRECTORY}※ 上記は、作業ディレクトリとリポジトリの最新リビジョンを比較して、その差分が表示される。
> svn diff
6. リポジトリへファイルを追加
コマンドのみを記述する。 補足説明は、暫時更新する。
> cd ${WORK_DIRECTORY}\${PROJECT_DIRECTORY}※ ${FILE_or_DIRECTORY_NAME}は、追加するファイル、又はディレクトリを指定する。
> svn add ${FILE_or_DIRECTORY_NAME}
作成日:2010/10/28