WindowsXPにダウングレード


 この文章は、数年後の自分に宛てたものです。

 とか思っているのでしょう。

 でも、本当に必要ですか?
 他に方法がありませんか?
 絶対に後悔します。 考え直した方が良いですよ。

 …。 言っても聞かないでしょうね。 貴様は、そういう奴だから。

 なので、これを書きました。
 読みながら思い出して下さい。 道の半ばで後悔しているでしょうね♪(○○が…)


小目次

  1. 対象読者
  2. 作業で必要になるもの
  3. 下準備
  4. 実施(奈落の底へ)
  5. 後片付け

1. 対象読者

 以下に該当する場合、ここに書かれた内容が役に立つ可能性があります。

 何れかに該当する場合は、残念ながら既に地獄に落ちている、或いは、地獄の縁にいます。
 検討中で何もしていない(地獄の縁)場合は、悪いことは言いません、引き返した方が無難です。
 特に一つ目か二つ目に該当する場合は、正規の手段でインストールが出来ません

1-2. 理由と対処

 前述に挙げた項目の理由と対処を説明する。 なお、具体的な手順は、他のサイトを参照すること
 ここでは、道筋だけを説明する。

*1 で、「そのドライバは、どこに行けば手に入るの? 私は、それが知りたいのです。」
 と、思ってそうですね。 手に入らない可能性があります。
 そもそも、この世に存在しない可能性がある代物です。 自力で探してください
 ハードディスクがS-ATAのディスクなのか? ならば何処のメーカー製なのか?
 PCメーカーのサイトには無いと思います。  部品の製造元サイトに運が良ければ公開されているかもしれません。

*2 SP+メーカー
 最初「えすぴー たす めーかー」と読みました。正しい読みは「えすぴーぷらす めーかー」なんでしょう。
 サービスパックとメーカーを足すって、何それ?と思いました。
 はい。 どうでもいい話ですね。 わざわざ、この文章を読んで頂きまして、ありがとうございます。

*3 昔SP2で成功したからSP3でも平気♪
 Vistaが動くんだからXPも普通にクリーンインストールできて当然です♪(C.V. 好みの声で)
 私は可愛いから大丈夫♪ 絶対なんとかなるよ♪
 とか、思っているようなら考え直した方が良いです。


2. 作業で必要になるもの

  1. パーティション管理ソフトウェア
  2. 数日間は、この作業で時間を浪費するという事実に対する覚悟(最低でも1日は浪費する)
  3. バックアップメディア
  4. WindowsXP プロダクトキー(手元に置いて参照できる状態)
  5. WindowsXP インストールメディア
  6. WindowsXP 最新版サービスパック
  7. WindowsXP 各種ドライバ

 細かい事は、書きません。 全て必要です。
 幸運に恵まれればパーティション管理ソフトウェアのお世話にならないかもしれません。
 ですが、多分、お世話になります。 無いと嵌ります。
 貴方(筆者)は、Paragon Partition Manager 9.0ってのを買ったはずです。 探して下さい。

2-2. チェックポイント


3. 下準備

 先ず、現在日時をメモに記入しなさい。 必須です。
 全ての作業が終わったら、その時点で浪費した時間を計算して認識しなさい。

「あほくさ…」

 と思うことでしょう。

 …。(見つめ合う視線。 僅かにブラウザが微笑んだ気がする。)

 続けるの? 本当に? 説明したくないな…。 引き返せってマジで。

 やることだけ箇条書きにしておく。 もう知らんよ。

3-2. やること

  1. 現在日時をメモに記入する
  2. 近所の神社に赴いてお祈りを捧げる
  3. 2-2にあるチェックポイントをチェックしながらDVDやCDなどにバックアップを取る
  4. WindowsXP プロダクトキーがシール、或いは、紙で視認できることを確認する
  5. WindowsXP インストールメディアを手元に持ってくる。 軽く握りしめること。
  6. 一度寝る。 そして、インストールしようとしたことを忘れる

4. 実施(奈落の底へ)

 何、きちゃったの?

 詳しいことは、説明しませんよ。

 実施したいなら、勝手に実施すればいいよ。 さんざん止めたのに。
 メディアをトレイに入れて DVD から起動すれば、後は勝手にファイルシステムの内容を壊してくれるよ。

 そうそう。 リストア領域から起動するなら[F8]か[F11]を押せばいいらしい。
 前に実行したらCドライブにイメージを上書きせず、見知らぬパーティションを作ってくれた。
 おまけにユーザデータが入ったDドライブだけを跡形もなく壊してくれたよ。
 その上(Xpを再インストールした後でわかったことだが)終わった時にはドライブが三つ存在していた。
 そこにユーザデータのドライブは無かった。
 原因は、初期出荷状態からパーティションのサイズを変更していたからだろうね。
 だめ押しで再インストールした筈のVistaは、Bootstrap(MBR)が見つからないといって起動不能になった。

 おっとそうだ。 前に再インストールした時の浪費時間は、約2日間だった。
 メディアを5回ぐらい焼き直し、ブルースクリーンを2〜3回拝み、ハードディスクが見つからない表示に唖然とした。
 「無効なプロダクトキー」も5〜6回は拝んだな。 nLiteでSP3を統合してもプロダクトキーはスキップできない。
 某メーカーのサイトからS-ATA(Storage Matrix)ドライバを入手して、統合インストールでメディアに記録する。
 統合する時のドライバは「ICH8R/ICH9R SATA RAID Conttoller」を選んだ。

 この文章を筆者以外の読者が読んでいる時は、これを安易に選択しないこと。
 貴方のマシンが搭載しているRAIDコントローラは、他社製かも知れないです。

 トップシェアの筈♪
 安心できるメーカーだし♪
 確率的に自分の場合でも成功する可能性が高い。 或いは、可能性がある!
 わかんないから兎に角やって誰かに責任転嫁したい
 とか。

 そういうのは、迷惑なので止めてください。
 S-ATAのドライバを探してWindowsXPをインストールしようとしている時点で、誰も推奨していない行為を行おうとしている
 これを認識してください。

 話を戻します。

 おまけに、数回メディアを作って漸くインストールが進んだと思ったら、以前に作ったXP(SP2)のインストールメディアが出てきたよ。
 加えて、前に購入したUSB-FDDは、XPのCUI インストーラでは認識しない代物だ。 捨ててしまえ。

 無駄口が多くなった。 まだ諦めてないの?

 え!? 既にインストールを始めた?
 は?? インストーラがハードディスクを認識しない?
 ん?? パーティションが気持ち悪いだと…。

 まず、気持ちを落ち着けて深呼吸します。
 次にペンとノートを探します。 心を落ち着けて思いの丈を書き連ねてください。
 文末には、署名をしてください。
 そして徐(おもむろ)にベランダに出ます。 そのまま空に飛んでください。

 同じことを繰り返す、馬鹿な俺は○ね!


5. 後片付け

 見慣れてサッパリしたWindowsXPのデスクトップが表示されて一息ついてる事でしょう。
 でも、まだまだ作業は続きます。
 その環境、本当に正常にインストールが出来ている?

5-2. チェックポイント

5-3. 後片付けの実施

  1. サービスパックの適用

  2. どっかからサービスパックをダウンロードしてインストールすること。

  3. ウィルスチェックソフトウェアのインストール

  4. McAfee のインストーラ(とか持っているウィルスチェックソフトウェア)でインストールすること。
    最新状態に更新すること。

  5. ドライバの入手とインストール

  6. 真っ先に必要になるのは、以下のドライバの筈。
    集めたら、さっさとインストールしましょう。
    まだまだ続きます

  7. Atokのインストール

  8. 手元にユーザIDとシリアルキー、インストールメディアがあるよね?
    有るはずだから、さっさとインストールすること。 「無いよ(泣)」とか言っても知らない。
    インストール後は、コントロールパネル、クラシックメニューの「地域と言語のオプション」から「言語」タブを選択し「詳細」ボタンをクリックすること。
    そのウィンドウから「MS-IME 8.1」の二つを削除すること。
    「言語バー」ボタンをクリックし「言語バーをデスクトップ上に表示する」チェックをOFF にすること。
    最後にATOKのパレットをタスクトレイに収納すること。

  9. アプリケーションのインストール

  10. 以下に挙げるアプリケーションをインストールすること。
    投げやりになってきた。 もう、どうでもいいや。

  11. ユーザデータの復元

  12. 当然、バックアップは取ってあるよね?
    そのメディアから望むディレクトリにファイルをコピーすること。
    取ってなければ諦めること。
    最近だとデータ復旧を生業にする人もいるらしい。 だが詳しいことは知らない。

  13. デスクトップの調整

  14. 多分、綺麗な壁紙が見えていることでしょうね。 よかったねぇ。
    でも、以下の作業を続けること。

  15. 動作検証

  16. まだ終わりません。 正常に動作しているか検証してください。

5-4. とどめ

 ここまで作業が終わった。 メモを書いてくれた昔の私ありがとう(朗らかな笑顔)。
 などと、思っている事でしょう。

 そんな事はない。
 全てが終わったに見えて、必ず何かが漏れている。
 その不安と戦う日々が続く。
 それが、OSを再インストールするという作業だ。
 手助け出来るのは、ここまでだ。
 後は、その漠然とした不安に苛まれながら過ごすことだな。
 不安を忘れるその日まで。

 振り返り、最初にメモに記録した作業開始時刻からの経過時間を計算すること。
 恐らく、最低でも9時間は経過していることだろう。


作成日:2009/10/02