危険物の性質並びにその火災予防および消火の方法
10問(5肢択一)6問以上正解で合格
1. 危険物の類ごとに共通する性状として正しいものはどれか。
- 第1類の危険物は、可燃性の気体である。
- 第2類の危険物は、可燃性の固体である。
- 第3類の危険物は、可燃性の強酸性の液体である。
- 第5類の危険物は、酸化性の固体または液体である。
- 第6類の危険物は、可燃性の固体である。
2. 第4類の危険物の一般的な性質について誤っているものはどれか。
- 引火性である。
- 流動性があるので火災が拡大しやすい。
- 沸点、引火点の低いものほど蒸気が発生しやすく、引火の危険性が大きい。
- 発火点の低いものは特に危険である。
- 一般に自然発火しやすい。
3. 石油類を取扱う場合、静電気の事故を防止するための処置として誤っているものはどれか。
- タンクローリーに注入するときは、ローリーを絶縁状態にする。
- タンクや容器に注入するときは、できるだけ流速を遅くする。
- 容器に詰替える室内の湿度を高くする。
- 固定給油設備のホースは、アース線入りのものを用いる。
- ガソリンを貯蔵していたタンクローリーに灯油や軽油を注入するときは、あらかじめタンク内の可燃性蒸気を排除して行う。
4. 第4類危険物に共通する一般的な火災予防の方法で不適当なものは次のうちどれか。
- 廃油を焼却する場合は安全な場所を選んで監視人を置き少量ずつ行う。
- 可燃性蒸気が滞留する恐れのある場所の電気機器は防爆構造のものとする。
- 危険物が入っている容器は熱源を避けて貯蔵すること。
- 静電気が発生するものの詰替え作業の際には、容器は導電性の床上におくか接地(アース)する。
- 室内で取扱うときは低所よりも高所の換気を十分に行う。
5. 第4類危険物の火災の消火に最もよく用いられる方法は、次のうちどれか。
- 窒息効果を利用する方法。
- 抑制効果を利用する方法。
- 冷却効果と抑制効果を併用する方法。
- 除去効果を利用する方法。
- 冷却効果を利用する方法。
6. 第4類危険物の中には消火方法で泡を用いる場合、泡が消滅しやすいので水溶性液体用泡消化剤を使用しなければならないものがある。次のうちこれに該当するものはいくつあるか。
二硫化炭素、アセトアルデヒド、アセトン、メチルアルコール、クレオソート油
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
- 5つ
7. ジエチルエーテルと二硫化炭素に関する次の説明のうち誤っているものはどれか。
- どちらも燃焼範囲が極めて広い。
- どちらも発火点はガソリンよりも低い。
- どちらも水より重い。
- どちらも二酸化炭素、ハロゲン化物などが消火剤として有効である。
- ジエチルエーテルの蒸気は無色透明であり、二硫化炭素の蒸気は毒性がある。
8. ガソリンの一般的な性状で次の説明のうち誤っているものはどれか。
- 揮発性が大きく、蒸気は空気より重い。
- 沸点まで加熱すると発火する。
- 電気の不良導体で静電気を発生する。
- 燃焼範囲の上限は10%をこえる値を示す。
- 引火点が低く、冬でも引火の危険性がある。
9. 灯油及び軽油の性状について次のうち誤っているものはどれか。
- 蒸気はいずれも空気より重い。
- いずれも水に溶けない。
- いずれも引火点は常温(20℃)より高い。
- 軽油は水より軽いが、灯油は水よりわずかに重い。
- いずれも液温が引火点以上になるとガソリンと同様の引火危険が生じる。
10. 次の危険物のうち常温(20℃)においてマッチの炎を近づけた場合、引火するものはいくつか。
ガソリン、メチルアルコール、軽油、灯油、クレオソート油、ベンゼン、あまに油
- 2つ
- 3つ
- 4つ
- 5つ
- 6つ