零戦(ゼロ戦)関連の情報図書館、話題の書籍の紹介

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零戦 搭乗員たちが見つめた太平洋戦争
神立 尚紀 (著), 大島 隆之 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
東はハワイから西はセイロン、北はアラスカから、南はオーストラリア。この広大な戦域の空に、あまりに強く、同時にあまりに脆く、そしてあまりに美しい戦闘機を駆って戦った若者たち。長い間、黙して語らなかった彼らが最後に伝えたかったこととは!
闘う零戦 隊員たちの写真集 [単行本]
渡辺 洋二 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
零戦の戦いの軌跡を豊富な写真でたどる。武装、塗装、撃墜マーク、整備、訓練、隊員の日常生活など、著者が長年にわたって収集した写真を満載!
歴史通 2012年 01月号 別冊 零戦と坂井三郎 [雑誌]
坂井三郎 (著), 渡部昇一 (著), 百田尚樹 (著), 神立尚紀 (著), 三野正洋 (著), 日下公人 (著), 藤森 篤 (著, 写真), 佐藤暢彦 (著), 野原 茂 (著), 佐竹政夫 (イラスト)
内容
坂井三郎氏との対談等ゼロ戦情報が満載の雑誌。この値段で実機のDVDが付いているとは。秘蔵本です。
「ゼロ戦」の秘密 これだけ読めばよくわかる [単行本(ソフトカバー)]
太平洋戦争研究会 (著, 編集)
内容(「BOOK」データベースより)
新鋭戦闘機「ゼロ戦」の卓越した性能は、アメリカをも震撼させた。その鮮烈なデビューから特攻という悲劇を迎えるまでの真実に迫る。
非情の空―台南空零戦隊撃墜王物語
高城 肇 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
坂井三郎、笹井醇一、西沢広義、太田敏夫ら零戦の秘術をきわめた名だたるエースを擁して、ラバウルの空に死闘をくりひろげた台南空―。喰うか、喰われるか、戦闘機対戦闘機の非情なる戦いに青春を賭した零戦撃墜王たちの真実を描いた感動の空戦記。
大空のサムライ・完結篇―撃墜王との対話 (光人社NF文庫)
坂井 三郎 (著), 高城 肇 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
紺碧の空に生き死することを自らの天命と思い定めて、壮烈な大空の決戦に出撃すること二百余回、いくたびか死線を越えて、つねに努力し、鍛練し、研究を重ねて不死鳥のごとく生還を期するエース坂井が、人生において何事かを成し遂げようとする選ばれたる現代の人々に語りつぐ空戦談義。大空のサムライの哲学。
ゼロ戦12の名勝負 (単行本(ソフトカバー))
秦 郁彦 (著, 編集)
内容(「BOOK」データベースより)
零戦(ゼロ戦)とエースたちが残した数多いドラマのなかからえらんだ名勝負物語。零戦(ゼロ戦)、エースはもちろん、敵機、ライバルたちの貴重な写真が満載。

大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし
大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊
 最初に世界にゼロファイター(零戦パイロット)の手記として出版された坂井三郎氏の「大空のサムライ」だが、いまは単行本でしか入手出来になくなった。
 後年藤岡弘,氏の主演で映画化された時にプロローグにご本人が出演されて「大空のサムライは私のことでは無い。あの大空で戦った世界の全てのファイター(戦闘機)パイロットのことだ」と述べている。
 坂井三郎氏は零戦(ゼロ戦)パイロットとしての経験を長年に渡り執筆されている。零戦(ゼロ戦)に係わった多くの旧日本軍の兵士の中で知名度は特出している。しかし、1万機以上製作された零戦(ゼロ戦)には多くの関係者が存在し、多くの記録が書籍として残されている。
 零戦(ゼロ戦)設計者である堀越二郎氏と奥宮正武氏の共著による「零戦」がその開発物語として名著である(後述)。
 朝まで生テレビ等で活躍された零戦(ゼロ戦)パイロットの坂井三郎氏も21世紀を迎えること無く2000年秋に鬼門に入られた。
続・大空のサムライ―回想のエースたち
 零戦(ゼロ戦)のファイター(戦闘機)パイロットとして戦いに向かう姿勢、心構え、鍛錬の方法等について書かれた坂井三郎氏による著書。
 零戦(ゼロ戦)による空中戦は命を掛けた戦いであり、撃墜されれば二度目の戦いは無い。相手を撃墜しなくても引き分けなら再度のチャンスがある。相打ちでも再度のチャンスは無い。零戦(ゼロ戦)での戦いを通して当時、そして今も坂井三郎氏が考える「生きざま」を特に坂井三郎氏は意識していないが若者向けに自身の実例を用いて話しかける。
 先の「大空のサムライ」に勝る名著である。
零戦の遺産―設計主務者が綴る名機の素顔
堀越二郎著
内容(「BOOK」データベースより)
航空自立に自らの才能と情熱を燃やし、性能向上にすべてを賭けた若き設計技師堀越二郎―不世出の名機・零式艦上戦闘機を生み出し、世界最高水準に到ったエンジニアが、その工夫と努力の道程と知られざる大戦中の変遷を描く感動作。数多くの証言と海外の文献をも網羅して日本の宿命の戦闘機の真実をとらえる。
現存零戦図鑑 2 (エイムック 1590 大戦機シリーズ)
 DVDに納められた現存する零戦(ゼロ)戦の動画。2007年に発売された図鑑の最新版。動く零(ゼロ)戦、本物の音に触れられる。
 零(ゼロ)戦21型の復元作業の様子も知ることができる。
あゝ零戦一代―零戦隊空戦始末記
 著者の横山保氏は零戦(ゼロ戦)をはじめ多くの旧日本軍海軍の戦闘機のパイロットとして活躍した。特に太平洋戦争開幕以前に当時は極秘の兵器であった零戦(ゼロ戦)に乗って中国戦線で零戦(ゼロ戦)による実戦の初陣戦闘に参加した。
 中国戦線での実戦を踏まえて零戦(ゼロ戦)の長大な航続距離が今までの戦闘機には無かった爆撃機の長距離援護、長駆出かけて相手基地の攻撃等新しい戦闘機の用法を開発する。
 太平洋戦争開戦時のクラーク基地攻撃は米軍は「未知の空母による艦載機の来襲」と考えていた。零戦(ゼロ戦)の長大な航続距離が新しい戦闘機の用法を開いた初期の実戦の様子が著わされている。
生きている零戦 (1978年)
 もはや「古書」でしか手に入らなくなった1978年出版のヘンリー・キース氏によるアメリカ人が見た零戦(ゼロ戦)に関する物語。
 当時のアメリカ人の日本観と零戦(ゼロ戦)対策としてグラマンF4F戦闘機の後継機のグラマンF6F開発と量産に係わる人々の活動。
 何よりもこの本のおもしろい所は、今もアメリカ人は零戦(ゼロ戦)が好きであるってスミソニアン博物館を見学した時の様子を記したこの本のリード部分。アメリカの文化と日本の文化の違い、戦いに対する姿勢の違い。その両国が過去には国家の存続を掛けて戦い、今は同盟国として協調路線を歩んでいる歴史の妙。
 零戦(ゼロ戦)が銃後のアメリカ社会におよぼした影響、そして好敵手を敬うヤンキー気質。アメリカ人向けでは無くて日本人向けに書かれたのではと錯覚するほど日本人の誇りをくすぐる書籍。
最強撃墜王―零戦トップエース西澤廣義の生涯
 零戦(ゼロ戦)での撃墜記録が最も多いのは西澤廣義氏。大小合わせて87機の撃墜記録を持つ(当時の日本軍は個人撃墜記録を公式には記録していないので公式記録では無い)。
先の坂井三郎氏の「大空のサムライ」でも記述されているが、敵地上空での零戦(セロ戦)三機編隊宙返りを行った編隊飛行のメンバーでもある。
昭和19年10月25日の公式記録に残る特攻1号である関行男大尉隊の護衛をつとめ戦果をを確認後、翌日搭乗した輸送機が敵戦闘機に撃墜されて戦死した。そのため、自伝は残っていないが、著者は同時代を生きた戦友等からの聞き取りにより西澤廣義像を構築していく。600ページにもなるボリュームだが、途中で投げ出すことなく読み終えることができる。
ちなみに、著者の武田信行氏は高校の教諭を経て著作活動に入り本書籍を編纂した。
戦艦ミズーリに突入した零戦
 先の大戦の降伏文章調印式が行われたのは1945年9月2日の戦艦ミズーリ甲板上にて。
この戦艦ミズーリは1945年4月11日の沖縄戦で特攻攻撃を受け爆発はしなかったが右舷に零戦(ゼロ戦)衝突のへこみ痕跡を残した。また、表紙のように激突直前の零戦(ゼロ戦)の写真を残した。このゼロファイターの痕跡を追って取材を重ねた努力の名著。
 戦後、アメリカを観光で訪れた著者が戦艦ミズーリにこの特攻員が残したへこみ痕跡から当時の真実を調べ書き上げた記録。NHKのドキュメンタリー番組「神風特攻隊・ミズーリ突入の軌跡」の基本情報が網羅されている。
 著者の可知晃氏は著作とは畑違いのコンピュータ関連会社に勤め、定年後に戦艦ミズーリに残された痕跡から当時の状況を調べ本書の出版にまでたどり着いた。
蒼空の航跡―元ゼロ戦パイロットが語る空戦と特攻の記録
久山 忍 (著)
 予科練から海軍航空隊へ進み、海南島(台湾)を中心に太平洋戦争末期を戦った記録。大空のサムライの坂井三郎氏と同じく操連から零(ゼロ)戦パイロットになった。開戦の年昭和16年の志願兵として海軍に入隊した筆者の記録。筆者は大正12年生まれ。
「ゼロ戦」でわかる失敗しない学 (Wac bunko) (新書)
日下 公人(著)
内容(「BOOK」データベースより)
かつて名機として名高い「ゼロ戦」という戦闘機があった。しかしなぜ日本は、「ゼロ戦」で開花した技術の高度成長の後、後継機を生み出せなかったのか―。機体の設計思想や長期展望を持つ指導者の皆無、技術者の軽視、官僚主義など、現在も日常的に冒している小さな日本的失敗が、太平洋戦争の大きな敗北へとつながったのである。「戦史は生死を賭けた戦いの結果とその原因がはっきりしているからおもしろい」という著者が、小さな失敗のカタチを一つひとつ挙げながら、現在も日本は同じ失敗をくり返していると指摘する。

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