![]() さて、CS2/S3ですが、98multiと称していたもので、メーカー希望小売価格は468,000円。CPUは i486SX/33MHz。メモリ 5.6MB、HDDは340MB、3モードの3.5インチのFDDを1台内蔵、グラフィックはCIRRUS LOGIC GD5428で、VRAM 1MB、1024x768 で 256色表示、CD-ROMは2倍速というスペックでした。当時ではそれなりのスペックでしたが、さらに思い切ってメモリを8MB増設(何と49,000円)し、これなら当分大丈夫かなと安心していました。それに、FDDが1台だとなぜか寂しいので、1台増設してしまいました。今思えば、2台必要なことはほとんど無かったのですが。 ソフトは、一太郎5、花子3.1、エクセル、ワード、1-2-3、ワードパーフェクトと種々雑多。実はキャンペーン商品で、単体で買うよりセットで買った方が安かったりして、ソフトばかりやたら増えてしまいました。当時はCD-ROMでの供給でなく、フロッピーだったので、何十枚というフロッピーを入れ替え差し替えしていたのが懐かしく思えます。 Windows 3.1は画期的なものでした。ただしMS-DOSの640KBのシステムメモリの壁はまだ存在し、いかにメモリを節約するか苦労したのを思い出します。抜群のチューニングを自負していましたが、今度は Windows 95 の登場です。3.1の環境で不自由なかったので、導入は半年遅れました。 さて、人並みに Windows 95 を入れようということにしたのですが、現状では実用にならないので、メモリをさらに 8MB増設し、メルコの526MBの HDDを増設しました。たった8MBの増設だって4万円くらいかかりました。それでようやくメモリは 21.6MB。そして、CPUもアセットコア・テクノロジーの Viper Power MULTi VM4 を載せて、DX4/100MHzにバージョンアップです。これで Windows 95を無事導入することができました。なかなか快適な環境でしたが、グラフィックは非力でした。しかし、一般的な事務作業には十分なマシンでした。今振り返って、なかなかの名機であったと思います。 |