矢田温泉 栄町老人憩いの家 しらさぎ荘 (三条市:旧栄町) C  (泉質C、浴室C、設備C、眺めB) 閉館

南蒲原郡栄町大字矢田888 TEL:0256-45-2486 営業時間:9:00-16:30(入浴は10:00から) 定休日:月曜日
泉質:ラジウム泉、10℃、循環
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:なし 休憩所:あり 食堂:なし

場所:栄町の丘陵の高台にある町の福祉保養施設。山側を通る県道8号線(長岡・見附・三条線)に案内板が出ているのでそこから入っていく。しらさぎ森林公園があるが、そこから坂を少し登った所にある。中国風というか、竜宮城みたいな左右対称の古びた建物である。

料金:玄関左手に受付があるので記帳する。町内の老人は無料であるが、町外者は500円である。タオルなし。

浴室:玄関正面に浴室がある。脱衣場は狭く、浴室は、タイル張りのジェット付き大浴槽(超音波風呂)のみ。パイプがむき出しで、きれいとは言えない。壁に水墨画みたいな絵が描かれている。洗い場は3つのみ。固形石鹸のみでシャンプーなし。窓からの眺めは良く、田んぼの向こうに弥彦山が見える。

泉質:源泉名は矢田温泉。源泉温度10度の低張性中性冷鉱泉(ラジウム鉱泉)である。無色透明無味無臭。透き通った気持ちのいい湯である。成分的には、メタ珪酸が108.5mg/kgと多く、ラドンを100億分の2.2キュリー含むのが特徴。成分総計は300mg/kg程度。取り立てて特徴のある湯でもない。裏山に「さぎの湯」があり、傷ついた一羽の白さぎが傷を癒していたというのが由来。

コメント:休憩用の広間や調理台とかあって、町内の老人方がくつろいでおられる。何せ無料である。ただし、老人でない人が入り込むにはちょっと勇気がいる。少なくとも家族連れで行くところではなく、そういう客も想定していない様子。あくまで老人憩いの家である。昭和50年の開設というが、もっと古い印象を受ける。老人でない人には特にお勧めはしない。

(No.143 1999/10)

2004年10月23日の中越大震災により閉館しました。

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