月岡温泉 ホテル 摩周 (新発田市) B  (泉質A、浴室B、設備C、眺めC)

新発田市月岡温泉 TEL:0254-32-2131  営業時間:   定休日:なし
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、50.4℃、循環
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:なし
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場所:月岡温泉街(新湯)の一番奥にある客室数42の中規模旅館である。5階建ての建物は遠くからも目立つ。足湯・湯足美の奥で、川の対岸には「ほうづきの里」がある。

料金:立ち寄り湯はないが、各種日帰りプランはある。私は宿泊利用した。

浴室:広いロビーを抜けて左手に浴室がある。手前に貸し切り風呂があり、その奥に大浴場がある。以前は左が女湯、右が男湯で、入れ替えなく固定されていたが、平成26年に左側の浴室に新露天風呂が造られ、男女が時間帯で交互に使用されるようになった。
 各浴室とも内湯大浴槽、サウナ、水風呂のほかに露天風呂が2つある。内湯のすぐ外にやや小型の露天風呂(源氏の湯、小町の湯)があるほか、奥に大き目の露天風呂がある。「源氏の湯」には日高石を配した木枠のある「日高石庭の湯」が併設され、「小町の湯」には新しく造られたが「月美の湯」が併設されている。ともに屋根付きであり、厳冬期はガラス戸がはめられる。
 洗い場にはボディソープ、シャンプー、シェービングフォームなどがある。脱衣場の脱衣棚は鍵なしで、脱衣籠がある。洗面台にはドライヤー、整髪料、綿棒、カミソリ、櫛などが置いてある。各浴室ともに、内湯大浴槽は温泉ではなく、露天風呂のみ温泉を使用している。

泉質:月岡温泉源泉協同組合からの配湯であるので、他の旅館と同じ源泉である。源泉名は月岡5号井、月岡6号井。泉質は含硫黄-ナトリウム塩化物温泉。源泉温度は5号井50.7℃、6号井49.0℃。湧出量は5号井440L/分、6号井141L/分。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、5号井(平成15年6月20日分析):Li 1.0、Na 1094、K 26.7、NH4 1.5、Mg 29.0、Ca 52.8、Sr 2.3、F 2.4、Cl 1320、Br 0.1、I 0.6、NO3 1.2、HS 20.7、S2O3 0.8、SO4 485.0、HCO3 456.0、CO3 10.0、メタ珪酸 42.3、メタ硼酸 13.5、遊離CO2 24.2、遊離H2S 11.4、など、ガス性除く成分総計は3565mg/kg、6号井(平成15年8月11日分析):Li 1.3、Na 1011、K 25.4、NH4 0.4、Mg 27.7、Ca 55.6、Sr 2.6、F 2.4、Cl 1210、Br 3.9、I 2.4、NO3 0.0、HS 113.6、S2O3 1.0、SO4 525.0、HCO3 389.0、CO3 10.2、メタ珪酸 18.3、メタ硼酸 15.2、遊離CO2 27.5、遊離H2S 32.3、など、ガス性除く成分総計は3414mg/kgである。硫黄分は濃厚である。実際の湯は淡緑色透明、硫化水素臭があり苦みが強く塩味もある。肌のツルスベ感が強い。湯は循環されているが、注湯口上部から源泉の投入がされており、その分はオーバーフローされている。

2013/11/29に宿泊したとき、平成25年7月4日付の新しい成分表が掲示されていた。源泉名は、月岡5号井、月岡6号井。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。源泉温度は、5号井・6号井それぞれ50.4/49.5℃。湧出量は440/141L/分。PHは8.0/7.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.3/0.3、Na 1097/1107、K 22.6/22.8、NH4 6.7/6.9、Mg 22.1/21.8、Ca 50.2/49.5、Sr 2.4/2.4、Cu 0.0/0.1、Zn 0.0/0.2、F 2.7/2.7、Cl 1059/953.3、Br 4.9/5.0、I 1.3/0.9、HS 71.5/79.3、S2O3 41.4/26.0、SO4 575.1/596.5、HPO4 0.4/0.0、HCO3 482.1/485.1、メタケイ酸 40.3/43.5、メタホウ酸 14.6/14.4、遊離CO2 8.1/20.4、遊離H2S 8.1/22.6、などで、ガス性除く成分総計は3494/3418mg/kgである。

コメント:内湯は源泉でなく、露天風呂も循環されているのが残念ではあるが、月岡の源泉の良さは十分に味わうことができる。

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(No.454 2010/1/31、2013/11/30、2015/12/20追記)

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