原町温泉 ゆくら妻有 (十日町市・旧中里村) A  (泉質A、浴室B、設備B、眺めB) 

十日町市芋川乙3267番地 TEL:025-763-2944 営業時間:10:00-21:00(最終受付20:30) 定休日:毎週水曜日(祝祭日の場合は翌日)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉、56.6℃、掛け流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
https://nakasato-yukura.com/

場所:国道117号線旧中里村市街から国道353号線を塩沢方面に進む。民家がとぎれしばらくするとJAのガソリンスタンドがあり、そこを右折し広域農道を進む。坂道を下り、清津川の橋を渡るとすぐ左手にある。1998年にオープンし、その後2001年に露天風呂が増設され、良質な源泉の掛け流し温泉として地元の人たちに親しまれ、全国の温泉愛好家の人気も高かったが、2004年9月7日夜、台風の強風下に火災で全焼してしまった。しかし、翌8日の臨時村議会で早急の再建が全会一致で議決され、全焼から7ヶ月余り、旧施設より若干規模が拡大され、2005年4月29日、再オープンした。

料金:大人600円、子供300円、タオルなし。18時以降100円引き。13枚6000円の回数券あり。下足棚に靴を置き、玄関右横の受付で料金を支払う。

浴室:内風呂は大浴槽のみだが、露天風呂がある。いずれも旧施設より広い。洗い場は仕切付きで13ヶ所。浴室の面積の半分以上を洗い場が占める。ボディソープ、シャンプー完備。脱衣場洗面台にドライヤー完備。脱衣棚は鍵なし。

泉質:源泉名は原町温泉。源泉温度56.6℃。泉質はナトリウム-塩化物温泉、湧出量は毎分536L。主な成分(イオン濃度mg/kg)は、Na 2209mg/kg、K 23.3、Mg 10.5、Ca 479.7、Sr 1.2、Ba 2.0、Al 0.04、Mn 0.6、Fe(II) 1.4、F 0.7、Cl 4258、Br 25.2、I 12.2、Hs 0.04、SO4 1.2、HCO3 60.3mg/kg、メタ珪酸 45.1、メタホウ酸 47.0、遊離CO2 9.7、遊離H2S 0.01など、ガス性除く成分総計は7183.1mg/kgである。成分豊富。湯は淡黄色透明、塩味が強く、弱アブラ臭あり。

 2016年5月16日付の分析書によると、源泉名は、原町温泉。泉質は、ナトリウム-塩化物温泉(低張性中性高温泉)。源泉温度 57.7℃。湧出量 300L/分(動力揚湯)。PH 7.2。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.1、Na 2412、K 25.7、NH4 6.7、Mg 10.3、Mn 0.6、Fe(II) 0.4、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.9、Cl 4343、Br 30.5、I 12.9、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 4.1、HOP4 0.0、HCO3 80.8、CO3 0.0、メタケイ酸 61.6、メタホウ酸 42.9、遊離CO2 2.7 など、ガス井除く成分総計は7505mg/kg。なお、この分析書には間違いがあり、よう素イオンが12.9mg/kgあるので、よう素泉の基準を満たし、正しい泉質名は、含よう素-ナトリウム-塩化物温泉になる。加水・加熱・循環ろ過装置の使用なし。

コメント:館内は、1階に食堂と売店、2階に休憩用広間(無料・有料)がある。休憩用広間は、正式には都市交流実習室とふれあい加工体験室という。補助金の出所によるのだろうか。館内の構成は旧施設と大差ないが、全般的に広くなっている。良質な源泉が掛け流しされ、温泉好きの方々も十分に満足できる施設である。近くに来られたら是非立ち寄られることをお勧めしたい。

(No.342 2005/5/4、2014/4/1料金改定、2021/5/2URL訂正、2023/9/9追記)

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