越後妻有交流館 キナーレ 「明石の湯」 (十日町市) C  (泉質C、浴室A、設備A、眺めC)

十日町市本町6丁目 TEL:0257-52-0117 営業時間:10:00-22:00 定休日:水曜日
泉質:メタ珪酸泉、23.1℃、循環
タオル:なし サウナ:あり 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://kinare.jp/

場所:十日町の中心街、道の駅を兼ねた物産館のクロス10の隣りに、観光・交流の拠点として建設された施設が十日町ステージ・越後妻有交流館である。建設に際しては、温泉施設の建設を巡って大論争となり、反対派の市長の当選により一時建設計画が撤回されたが、議会の反対にあって、計画を修正して建設されたという問題の施設である。建物は一辺42mの池を取り囲むような回廊からなり、直線を基調としたデザインが斬新である。温泉棟は正面入り口から入ると左奥にある。入り口から温泉棟に向かう回廊は、まさに異空間という感じである。

料金:大人600円、子供300円、幼児無料、70歳以上500円。毎週金曜日レディースデイ400円。タオル200円。館内着300円、タオル・館内着セット400円。13枚6000円の回数券あり。靴を下足箱に入れるが、鍵は自分で保管する。券売機で入浴券を買い、受付に出すと、ロッカーキーとなるカードを渡される。(2014/4/1料金改定)

浴室:入ってすぐ右に売店、左にロビー、その奥右手に休憩用大広間、左手に仮眠室(男女別)、さらに右奥に「かすり」、「ちぢみ」という名の浴室がある。脱衣場のロッカーは、受付で渡されたカードを挿入するとロッカーの鍵が使えようになるもので、カードが直接鍵ということではない。空いているロッカーを自由に選んで使用する。2度手間になり多少煩わしい。さて浴室であるが、「ちぢみ」は、ジェット付き大浴槽、企画風呂、水風呂が並んであり、他にかぶり湯の浴槽がある。サウナがあるがかなり大きい。「かすり」は、ジャグジー付き大浴槽、企画風呂、寝湯、かぶり湯、スチームサウナがある。オーバーフローがあり、一瞬掛け流しかと思ったが、循環式であろう。洗い場は12か所、他にシャワーが2か所。ボディソープ、シャンプー、檜の固形石鹸あり。脱衣場の洗面台には、ドライヤー、石鹸類、綿棒が備えられている。窓からは庭が見えるのみであるが、なかなかのデザインで、心休まる。脱衣場に安楽椅子が備えられているのも良い。

泉質:源泉名は十日町温泉。源泉温度23.1℃、PH 7.68。やや淡黄色透明、無味無臭。主な成分はイオン濃度(mg/kg)で、Na 15.5, K 6.5, Mg 4.3, Ca 12.6, Mn 0.1, Fe(II) 0.3, F 0.2, Cl 3.0, HS 0.02, SO4 1.9, HCO3 103.7, HPO4 1.8, メタ珪酸 61.3, メタ硼酸 0.3, 遊離CO2 3.1 で、成分総計は214.5mg/kgである。メタ珪酸で温泉法の基準は満たすが、療養泉の基準は満たさないため泉質名は付かない。実はこの成分表の他に、温泉効能表というのが目立つように掲示されており、そこには泉質として、塩化物・炭酸水素塩泉とある。さらに成分は、Naイオン73.5ppm、Kイオン4.1ppm、Clイオン65.1ppm、硫酸イオン6.8ppm、炭酸水素イオン50.1ppm、硫化水素イオン0.4ppmとあり、特徴や効能の記載の最後に、厚生省承認番号21200DZZ01276000とある。これは人工温泉の掲示である。薬効成分に乏しいので、人工温泉にしたのだろうか。受付の人に質問したが、回答は得られなかった。いずれにしても泉質的には特記すべきものはない。なお、企画風呂であるが、訪問時はコーヒー風呂であった。しかし、コーヒーの味はしなかった。

コメント:休日は混雑するようだが、平日夜に訪問したときは空いていてゆったりできた。仮眠室があるのも良い。大広間では休憩のほか、食事も可能であるが、隣の物産館(クロス10)にある食堂(小嶋屋、一誠館)からの出前である。カウンターのところで注文し、料金を払うと自分のテーブルまで運んでくれる。浴室設備、休憩設備が充実しているわりに、500円という料金は良心的と思われる。泉質にインパクトがないのが残念ではあるが、総合的には満足できる施設であり、お勧めできる。

(No.297 2003/7/15、2014/4/1料金改定・URL変更)

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