シャルル・リシャール=アムラン ピアノ リサイタル
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2018年6月3日(日) 15:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ピアノ: シャルル・リシャール=アムラン
 
オール・ショパン・プログラム

ノクターン 第20番 嬰ハ短調 「遺作」

即興曲 第1番 変イ長調 作品29
即興曲 第2番 嬰へ長調 作品36
即興曲 第3番 変ト長調 作品51
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66

ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53「英雄」

(休憩20分)

バラード 第1番 ト短調 作品23

バラード 第2番 ヘ長調 作品38

バラード 第3番 変イ長調 作品47

バラード 第4番 ヘ短調 作品52

(アンコール)
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番 とり 第2楽章 「アリオーソ」
ショパン:別れの曲

 2015年のショパンコンクール第2位のシャルル・リシャール=アムランによるオールショパンプログラムです。このピアニストの演奏は聴いたことがないのですが、コンクール2位の実力を拝聴したいと思います。私は東響定期会員の招待枠での参加ですので気軽にコンサートに臨みたいと思います。

 今週末は天候に恵まれ、昨日から快晴の好天となりました。暑すぎることもなく、日陰では爽やかな風が心地よく吹いています。
 今日は朝から某所で仕事上の会合がありましたが、早めに切り上げて、上古町でいつもの冷やし中華大盛りを食べ、りゅーとぴあへ赴きました。チラシ集めをして、某コンサートのチケットを買い、開場とともに入場しました。
 東響定期会員の招待枠で私が割り当てられた席は、2階正面右寄り。おそらく半分以上は定期会員と思いますが、客の入りは良く、気分も盛り上がります。

 アムランが登場して、ノクターン第20番で開演しました。曲調もありましょうが、変に崩すことなくソフトな語り口で、ゆっくりめに切々と歌い上げました。

 続いて即興曲を4曲、休みを置かずに続けて演奏しました。これは特に感ずるものもなく、直前に食べた大盛りの麺が胃内で膨らんで気分も良く、しばしまどろみの時間を過ごしました。

 そして英雄ポロネーズ。これは緩急自在のアムラン節とでも言いましょうか、眠気を覚ます衝撃的な演奏でした。荒っぽさと紙一重の危険な演奏でしたが、否応なしに心に響く攻撃的な演奏でした。

 休憩後はバラードを4曲。英雄ポロネーズの印象そのままに、緩急・強弱の幅が大きく、大海原の波のうねりの如く音楽を揺り動かし、聴く者の心も揺り動かしました。好みも分かれましょうが、ダイレクトに迫る音楽に、理屈なしに楽しめました。

 アンコールは、口直しのアイスクリームのように爽やかなバッハの後、別れの曲をしっとりと演奏して終演となりました。

 公演後にはサイン会が開かれて賑わっていました。多くの聴衆の心を揺り動かしたようですね。まだ若いピアニストですが、個性に溢れていて力強さを感じます。若き才能の爆発を目の当たりにして、否応なし感動させられました。これからどのように円熟していくかが楽しみです。
 
 

(客席:2階C3-33、S席:東響定期会員)