続いてはコンサートホールでの井上道義さんとシンフォニア・ヴァルソヴィアの公演です。1階席中央のVIP席は毎回空いているのですが、この公演には市長さんが来られていました。

　ラ・ダンスというテーマにぴったりの、生き生きと躍動感あふれる演奏でした。東欧のオケから、こういうノリノリの音楽が聴けるとは予想外でした。時にダンスしながら指揮する井上さんが、生き生きとした音楽を作り出していました。ジルベールさんのときのオケとは別物に思えるほどで、さすがに熟練の井上さんの手腕はたいしたものですね。

　メキシコの作曲家マルケスの情熱の爆発、そしてミュージカルの名作ウエストサイド物語。燃え上がるような音楽に高揚せざるを得ません。まさに「舞曲の祭典」というべき演奏に、ホールは興奮に包まれました。

　
（客席：2階D1-15、￥2000）